第2828回、第2862回、第3165回でレンタル自転車「べりブ」を導入して成功しているパリを取り上げましたが、今度は電気自動車だそうです。
時事ドットコムより
【パリ時事】レンタル自転車「ベリブ」の成功で知られるパリ市のドラノエ市長(社会党)は25日までに、同市一帯を網羅する電気自動車貸出制度「オートリブ」(仮称)を来年末をめどに始める方針を決めた。公共交通の幅を広げるとともに、排ガスをまき散らすマイカーの利用を抑えて地球温暖化防止にも一役買うのが狙い。
パリ市によれば、同市と周辺の計22市町村に1400カ所の発着ステーションを設置。入札で運営業者を選んだ上で、計4000台の電気自動車を配備する。
仏紙フィガロによると、オートリブ利用には月額15~20ユーロ(約2000~2700円)の会員券購入が必要で、1回のレンタル料は30分で4~5ユーロ(約540~670円)。ベリブ同様、借りたステーションとは別の場所で返すことができる。車種は決まっていないが、2人乗りと4人乗りの2種類になる見込み。(2009/07/25-14:18)
なかなか思い切ったことをするなと感心していたらドラノエ市長という牽引者がいたんですね。ちょっと癖がありそうですが、こうしたリーダーが出てこないと世の中はなかなか変わらないのかもしれません。
電気自動車よりは自転車がメインになって欲しいところですが、クルマ主体の交通体系を変えるためには電気自動車貸し出しシステムもマイカー保有台数を減らし、クルマの台数を減らすことにはなるのじゃないかと期待します。
パリ恐るべし!