11日の静岡の地震のニュースを見たとき、誰もが「東海地震」を連想したのではないでしょうか。私も、いよいよ来たかと最初に思いました。と言うのも、我が坂出市も「南海地震」が「東海地震」と前後して来るだろうと言われているからです。それだけに過剰に反応せざるを得ないところがあります。
以前にも書いたように、私の生まれた家は物心付いた頃から斜めに傾いた柱に戸がきちんと閉まるように楔形の木が打ち付けられていて「これはお前が生まれる前に南海地震のときに傾いたんだ」と聞かされていたし、60年くらいの周期で昔から必ず起きていると教えられていたからです。
幸いにと言うか、今度のは「東海地震」とは結びつかないと気象庁が発表しましたが、どこまで正確なのかは人間には分からないのが本当なのじゃないでしょうか。今度のゆれが「東海地震」を誘発しないと誰が言い切れるのでしょうか。なんて、考えてしまいます。
今回の静岡地震では犠牲者はかなり少なかったようで、それは、「東海地震」に備えて多くの人が家具などを固定するなどの対策をしていたこともあったそうです。そう聞くと、必ず来ると確信している「南海地震」に対する予防措置を一切取っていないことに思い至り、我ながらあきれています。
第3164回でも書いたように神戸の地震の時、新大阪の単身赴任用のマンションに坂出から帰ったとき、家具やテレビがすべて落下していたことに恐怖を覚え、「やはりきちんとした対応をしていないと駄目だな」と思い知らされながら、未だに何の対策もしていないのですから何をかいわんやですね。
これは、何とか心を入れ替えて落下防止の対策を始めるかと思いながら、「いや、待てよ、家自体が耐震性になっていないのでそちらの方が先だろう」と考えてしまいます。そして、それには先立つものが無いと来ています。残念ながら運を天に任すしかなさそうです。
とは言いながらも、最低限、家具の固定などの打てる手は打つべきでしょうね。ぼちぼち本気で対策をしておかないと大変なことになりそうですね。
さあ、どうする!