第3842回や第3940回で取り上げた阿久根市長が又しても話題になっています。
名古屋では逆に市長の方が議会のリコールを始めるようです。どちらも本気で改革に取り組んでいる市長ですね。
四国新聞社より 2010/08/16
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長のリコールを目指す市民団体「阿久根市長リコール委員会」は16日、署名活動に必要な証明書交付を市選挙管理委員会に申請した。17日にも署名集めを始める。
リコール委は解職請求の書面で「市民は官民格差の是正を柱とした『改革』に期待したが、やり方があまりにも独善的だ」などと指摘し、議会を開かずに職員のボーナス半減などの専決処分を繰り返した竹原市長の対応を批判した。川原慎一委員長は申請後、「竹原市長にはリーダーの資質がない。リコール成立の手応えは十分にある」と語った。
一方、副市長に選任された仙波敏郎氏は16日午前、記者会見し「市長は市民が市政に直接関心を持ってくれるのはいいことだと話している」と述べた。
リコール委によると、署名集めを請け負う「受任者」には500人以上の市民が応募。元愛媛県警巡査部長の仙波氏が副市長に就任した2日から急増しており、委員会は「副市長選任はリコール対策だと反発した市民が動きだした」と分析する。
ただ、今月下旬の臨時議会招集が決まったことなどから「仙波氏の副市長就任で潮目が変わった。リコール成立は難しい」(市長派市議)とみる向きもある。
新聞などマスコミの報道だけを見ているとどんなに酷い市長かと思われますが、ブログなどを見てみると、頷けるところが多いし、考え方としては真っ当だと思われます。
やり方の強引さはありますが、自分の利益ばかりを考える議員や職員を相手にすれば真っ当なやり方ではとうてい歯が立ちません。きっと分かっているのだが、ああするしか事態を動かす方法が無いとも言えそうです。普通にやっていれば、何の改革も出来ずに潰されてしまうだけである事は明らかですから、兎に角やってみるということは一つの方法かもしれません。
いずれにしても、これで市民の声がハッキリすれば市長の意志も通る可能性が出てきそうです。どんな結果が出るか楽しみではあります。
市長も同じ気持ちなのでは!