26日の「米粒」ベーカリーでもしかしたら日本の食糧自給率に一大変換が起きるかもしれないの書きましたが、偶然でしょうか、トッテンさんが米について書いていました。
アシスト:コラム(Our World)/ビル・トッテン関連情報より
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先日、日本の米価が過去最低になり、多くの農家が困っているという話を聞いた。製造業でモノの価格が下がるのは、人々が必要とする以上に企業がモノを生産するからである。その理屈からすると農家の過剰作付けが原因といえるかもしれないが、食料、とくに日本人の主食である米をこれと同じに論じるべきではない。
日本の長い歴史をみても、米は命を支える食料の一つとして実質貨幣的な役割を果たした時期もあった。それなのに民主党政権は農家のために米価を支える買い入れはしないとし、そればかりか日本は外国から年間77万トンも米を輸入している。
私は基本的に自由貿易には反対であり、とくに農産物については国家政策として保護をするべきだと思っている。石油が減耗し、世界的にもグローバルからローカルへと、地産地消の動きが注目されている今こそ農作物の自由化を見直す時期であり、それには政府の介入が不可欠である。なぜなら今や食料が、金融海賊の投機の対象となっているからだ。…以下略
あの美味しい米が日本の農政によりボロボロにされたと言っては言い過ぎになるのかもしれませんが、兎に角まともな手を打ってこなかったことは確かでしょう。
その背景にはアメリカによるパン食への誘導によって米の消費の減少があることも確かです。いつの間にか朝食が御飯と味噌汁からパンと目玉焼きなんてものに多くの家庭が移行してしまい米の需要は激減してしまいました。
その消費の減少が米価や生産量の調整を困難にしたので農政ばかりを責めるわけには行かないところもあるようです。
しかし、「米粒」ベーカリーや米粉の利用の促進によりもう一度米の消費を1人当たり2俵に戻せば、米価や生産量の問題は解決されるのではないでしょうか。そうなれば食糧の自給自足も夢ではなくなるかもしれません。
米を主体とした食糧の自給自足と太陽光発電を主体としたエネルギー自給自足の両方が達成されれば、日本の国の未来は明るいものがあるはずです。
そうなれば、諸外国の顔色を伺うばかりの外交から良い意味での江戸時代に続く鎖国のような自主自尊の国家も夢ではないでしょう。
いよいよ日本の時代が来るかも!