「彊」という字を初めて見たのは「自彊会館」という高松高専の学生会館の石に彫られた会館の名前でした。何て読むんだろうと教えてもらったら「じきょう」と読み「自分で励む」というような意味だと教えてくれました。世の中には難しい字があるものだと思ったものでした。
その後、たまに見かけることはありますが滅多にお目にかかることも無いので、半ば忘れた状態でした。ところが、最近ネット巡回の途中で彊は強と同じ字であると書いているところがあり驚きました。
早速サーチしてみました。
意義
本来は「強い弓」の意味だが、転じて「強い」「強いる」の意味も持つ。中国の簡体字では「強」と同字。
やっぱり同じ字のようです。
自彊で調べてみたら学校などの校訓として多く採用されているようです。
参考: 岐阜県立岐阜高等学校の校訓
自彊不息(自分から努力し一刻も休まない)
彊が強と同じとは想像もしていませんでした。それにしても、常用漢字で簡単な字ばかり教わり、難しいことを避けてきたのは楽をしてきた報いなのでしょうね。子供のときに苦しくても多くを詰め込んだ方が結局は役に立つのじゃないでしょうか。これなども、ゆとり教育の問題点でしょうね。
大人になって恥をかくのはそうして育った本人なのですからゆとりもいい迷惑かもしれません。
難しいところですね!