何時も目指すべき交通体系と書いている長距離はJR、近距離は路面電車など公共交通を中心とした自転車や歩行を主体とした街づくりという考え方から我香川はどんどん遠ざかっているようです。
票を得んが為の場当たり的なバラマキの高速道路無料化などというばかげた政策をとり、未来の交通体系の中心となるべき公共交通を立ち直れないようにしてしまいそうな民主党によって四国のJRは大変な事になりそうです。
四国新聞社 | 香川のニュースより 2010/10/26
JR四国が25日発表した2010年度上期(4~9月)の鉄道営業概況によると、鉄道収入は前年同期比0・9%減の183億600万円。高速道路料金の大幅割引が始まった影響で上期としては過去最低となった前年同期をさらに下回った。泉雅文社長は同日の定例会見で「景気低迷に加え、千円高速が定着し、高速道へのシフトが徐々に進んでいる」との見方を示した。…中略
四国内は愛媛、高知両県で高速無料化が始まったこともあって高速シフトの影響が大きく、本州方面は企業活動の回復で東予方面からの利用が改善の動きを見せた。定期収入は、通勤利用の減少が響き、1・1%減の25億400万円だった。…以下略
自転車まで逆風です。マナーも大事だが自転車道の整備も必要です。
全国初、自転車通行モデル事業所を指定/県警より 2010/10/26
香川県民の自転車マナーの向上を図り、事故抑止につなげようと、県警は全国で初めて、香川県内の13事業所を「自転車通行マナーアップモデル事業所」に指定した。25日に県警本部で指定式があり、小島本部長が事業所の代表者に指定書と反射材を手渡した。
県警によると、香川県内の自転車事故件数は、人口10万人当たり5年連続で全国ワースト1位。ことし1~9月の自転車事故の犠牲者も昨年同期と比べ4人増の11人と、県民の交通安全意識の向上が急務となっている。
何にも手を打たずに放っておけば誰もが便利な方を取るでしょうからこうなることは当然なのかもしれません。それだけに、国が将来はこうするのだという強い方向性を示さないとその傾向は変わらないのでしょう。
何もせずに成り行きに任せれば政治も楽でしょう。しかし、それでは気がついたときには手の打ち様がなくなっていて、もうどうにもならないなんてことになっているかもしれません。
戦後65年間何の手も打たずに日教組などのやりたい放題に任せてしまった日本の教育と同じでしょう。それと同じで、便利である事に任せて放っておけばある時、エネルギー問題で日本の自動車中心の交通体系は機能しなくなってしまい、それから手をうとうとしてもどうにもならないでしょう。
人類は新しいエネルギーを作り出すからそんな問題は起こらないという説もありますが、ここはやはりできる手は打っておく方が良いはずです。良い事は、外れてもきちんとした省エネの街が出来上がっているのですから無駄にはならないはずです。今なら未だ間に合うかもしれません。
早く取り掛かりましょう!