「焼けぼっくりに火がついた」と長い間覚えていましたが、何かで、「焼けぼっくい」と気付きました。ところが意味は深く考えずに「松かさ」の焼けたものと思っていました。又しても、恥ずかしい勘違いをしていたようです。
6日、読売新聞コラム 日めくり
焼けぼっくい ―― 忘れていたはずなのに
「ぼっくい」は漢字をあてれば「棒杭」 「木杭」。生木に比べ、表面が焼けて、炭化した木片はすぐに火がつきやすところから、「焼けぼっくいに火がつく」の言い方で、かって関係があって一度は縁が切れていたのが、また元にもどるたとえに使われる。
特に男女の間柄にいうが、昔たしなんだ趣味に再び興味を持つような場合に用いられている例も見たことがある。
「ぼっくり」と誤ることがある。これだと女児用の下駄「木履」になってしまう。松の木の実「松ボックリ」は、「松毬」などと書き、また別の語。
「棒杭」とは思いませんでした。成る程、焼けた杭は火がつきやすいのは間違いありません。子供の頃にはよく焚き火や風呂焚きをしているので燃え残りの木が火がつきやすいのは経験済みです。それだけに何故「棒杭」に思い至らなかったのでしょう。というか「ぼっくい」なんて言葉自体知りませんでした。それだけに、「松ぼっくり」が焼けたものと勝手に思い込んだようです。
それにしても、昨日のドンキホーテといい本当にいい加減に言葉を覚えています。一体どれほどの無知をさらけ出して生きてきたのかと思うと恥ずかしいですね。今更修正もきかないでしょうし、こりゃ本当に気にしないようにしないと生きていけません。
開き直りましょう!