団塊の世代のつぶやき

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風と光

2011年05月29日 | 太陽光発電

  風力より太陽光を評価するのは何といっても稼働部分が少ない事です。動くところが少ないということは故障が少 ないことです。つまりはメインテナンスに手間と費用がかからないと言う事です。それは、稼働時間の少なさなどの欠点 を補って余りあると思っています。
  もう一つ思ってもいなかった利点があるのだそうです。

 市民のための環境学ガイド時事編 安井 至より

  3.11以後のエネルギー戦略3  05.22.2011

  …略

  風力発電よりは、太陽光発電の方が予見しやすい。もしも、大量の太陽光発電が導入されたとして、個々の太陽電 池の発電量が電力会社の中央制御室で監視できたとすれば、雲の流れがその発電量の推移によって極めて詳細に分かるこ とになる。ある雲がある方向に流れていることが分かれば、次に発電の邪魔をするであろう場所に設置された太陽光発電 装置の出力の予測が可能である。もっとも、雲は、流れるだけでなく、生まれたり消えたりするので、完全な予測は勿論 無理である。

 ということで、風力発電が作る電力は、太陽電池の電力に比べても厄介な電力である。それが、十市氏の導入量にも 見られる。すなわち、30年の導入量として、太陽光発電を5300万kW、風力を1000万kWとされている。出力 比は5:1であるが、発電量としては、5:2程度になるであろう。…以下略

  成る程、風の動きより雲の動きの方が捉えやすいということですね。これは考えた事もありませんでした。現実問 題としてその恩恵を受けた事も無いので良く分かりませんが、実際に多くの装置が動き出せばこうした利点も生きてくる のでしょうか。
  いずれにしても、風も太陽光も一定量以上のシェアを取れば色んな事態も起きるのでしょうが、とりあえず増やして から個々の欠点を克服していくのも方法だと思います。日本の技術者はそういう細かいところを克服してくれると信じて います。兎に角増やさない事には何にも起きないと思います。

兎に角増やす事です!