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『本能寺の変 431年目の真実』

2014-01-03 01:50:45 | 読書
情報交流させていただいている、明智憲三郎さんの『本能寺の変 431年目の真実』を読んだ。4年前の『本能寺の変 427年目の真実』を思い浮かべて考えてみると、裏付け捜査が深まりかなり突っ込んだ話題性高い内容になっている。多くの関係する古文書・資料をもとに、従来からの定説に対して自らの考えを捜査分析で展開されているのは、期待していた以上の痛快さを感じる。自己の『家康の伊賀越え』講演内容における疑問点が一つ解決(確認)出来た。家康が岡崎に帰還後の行動である。やはり、甲斐の武田旧領の対応に時間をとっていたのである。ただし、穴山梅雪が大浜に帰還後自害した論については、地元京田辺では、木津川の畔で家臣11人と自害した梅雪の墓があり、それを言い伝えた古文書があり、正室の見性院が墓の建設に数回京田辺を訪れている、等など。こう考えていると物的証拠、古文書や関係書類などの信憑性が最も問われ真実を追及する解析の在り方こそがあらためて重要ということがわかる。まあ、これらの事実を推理し楽しむのであればそれはそれでよいが、小説から得た情報やヒーロー、勝ち組、地元有利情報等が頭に刻み込まれる危険性は多分にあるので、真の実を理解したい人々は、やはり自ら、古文書や資料を読み分析しなければならない。このような行動は、よほどエネルギーがないと出来るものではなく、この本の出版に対して、あらためて拍手を送りたく思っている。

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