原爆投下から70年。広島、長崎で平和記念式典が行われている。本日の、長崎市長、被爆者代表の平和宣言は、現審議の安保法案に不安さを感じるものであると発すると、出席者から大きな拍手が沸き起こった。それにしても、4年間広島の爆心地にも遠くないところで、住んでいたにもかかわらず、ほとんど、原爆に関する話題を見聞きすることがなかったのが不思議でしょうがない。下宿のおばさんも、被爆者なのに何も言わなかった。その当時の自分の日々の暮らしも悲惨な戦争があまりにもかけ離れ、平和ボケしていたからでしょうか。中学や高校時代においても、昭和や戦後の現代史をほとんど学ばず、その意識が希薄だったことがこういうことになったのではないかとも思う。改めて、正しい教育のあり方が問われる。歴史は繰り返すといわれて久しい。まったくそのとおりである。被爆体験の生々しい記憶を後世に絶えることなく伝えていくことが世界平和に向けて被爆国民として、大切なことであると強く思った次第である。