~こころ豊かな愉快な生き方を求めて~

サスティナブルな世の中で幸せの笑顔が満ち溢れますように
内容:地域活性化、歴史探訪、パソコン、野球

『新宿"人情"保健室 ~老いの日々によりそって~』==凄い人たちに感服

2015-08-14 10:49:54 | テレビ
他人からはほとんどわからないが、若い時からこころの浮き沈みが激しい。特に、時間ができるとあれこれと余計なことを思い、反省し後悔することも多い。ふと、ipadでネットサーフィンしていると、NHK スペシャルの『新宿"人情"保健室 ~老いの日々によりそって~』に出くわした。

新宿の団地にある「保健室」。看護師やボランティアが常駐し、病院では聞けないちょっとした体の不安や在宅での介護などについて悩みを抱えるお年寄りが相談に訪れる。保健室が出来て既に3年。毎年700人近くのお年寄りが利用し、“都会の限界集落”に向き合ってきた。核家族化の走りとして団地に入居し、今では子供も独立して老老介護や一人暮らしの状態にあるお年寄りたちが急増。漠然とした日々の不安や老いへの恐れ、治療が出来ずに在宅に切り替わったものの死を迎える心構えが出来ない苦しみを抱える。スタッフは、悩みの軽重を問わずお年寄りに寄り添い、哀しみ・不安・喜び・怒りを見つめ、一人一人に適した対応を行う。
その根底は、悩みを親身になり聴きだし、一緒に軽減・解決しようとする、慈悲深い優しさと笑顔。

・余命わずかだから、何もしたくないという老人に、今やりたいことを聴き出し、少しでも生きる勇気を与える
・物忘れがエスカレートして、リモコン、通帳がないと数時間ごとにやってくる老婆にも一緒に探し、見つかるとお互いに笑顔で、忘れてないことの方が多いよと励ます。今日は認知症を知った記念日と老婆が笑う。
・自宅がわからなくなった95歳のおばあさんの家を周りの人たちと協力し合い見つけ出す
・がんが進行、生きる望みがなくなって好きなお酒も飲みたくないというおとうさん、久しぶりやってきた息子がついでくれたビールがおいしいと

・・・。
数々の事例を観ながら、保健室の活動に感服した。人は、生きる前向きのこころを持てば、少しでも幸せを感じることができるのだ。それをきっちりと実現している彼女たちに大拍手を送りたい。

足るを知り感謝し、まだまだ全然、世の中に役立っていないことにあらためて、明日の生きる糧をいただいた。

twitter