毎日が、蒸し暑く、梅雨らしい日が続き、体調がすぐれないとの声が届きます。その通りで、何かに気を取られていないと生き苦しいと感じています。昨夜は、月1回の古文書解読講座でした。入門講座から初級に入り、30人ぐらいが熱心に受講されています。学習方法も、基礎的な知識を得るために、崩し字の読み方問題を皆で答えていくといった優しいやり方で中々良いと思っています。その一方、問題と正しい解答の繰り返しだけでは、なぜかという理由・疑問点が出てきます。例えば、『候(そうろう)』なんて、正式なものと、簡略、字として見えない記号なども次から次へと出てきて、『???』。そこも、「こう読みます」ということでどんどん進みます。ちょうど、地名が出てきたので、私の方から、質問をして、今、気になっている、国、郡、郷、庄、村のついての質問し、答えをいただきました。そうしたら、矢継ぎ早に質問が続き、講義が盛り上がりました。そうなんです、講座とは、このような先生生徒の心地よいキャッチボールで成り立っていくのです。そのための両者の工夫・努力が必要なのです。その後の「祇園會呼遣状」の勉強もより興味をもって面白く感じました。