聖路加国際病院名誉院長日野原重明さんがお亡くなりになり、その業績の偉大さ、世の中に与えた奥深い貢献度は、言葉では語れないものである。特に、人として生きる道を自ら有言、率先実行した人物であった。出版物や講演された内容を聴いてみては、今からそう生きようと何度も思ったことがある。長寿のためには、食事、運動、生きがい、中長期目標、など、随分前から訴えておられた。そして、死にゆくときには、枯葉が落ちていくように自然と果てることも言われていた。音楽、芸術、スポーツ、オールマイティな人物は、もう神さまと思っていたが、生身の人間であった。素晴らしき、誇るべき人物が、大先輩だが、同じ時代に生きていたことがなんだか嬉しく思うことがあった。明日から、偽りだらけで腐敗した政治家の審議が始まるが、日野原先生に正しく政を行う、人としての道を、その宿る心や精神について、教えを頂ければ良かった。