学校が夏休みに入った。小さいころの夏の思い出は、母の実家に行くことである。家が商売をしていたので、自宅兼小さな店は、お客さんでいっぱいでかまってもらえず、仕方なく田舎へ。松阪から三つ目の近鉄の駅の漕代で降車の稲木であった。母の実家の前は、小さな川。そこで、水浴びをし、宿題をし、昼寝から起きるとおやつ。夕方には、突然の夕立、雷が恐ろしかった。夜は、大家族で夕御飯を食べた。怖そうな長身の祖父、何かと話しかけてくる祖母、優しい伯父伯母は小学校の先生、年が離れた従兄・従姉は、もう成人であった。残念ながら、同じ年齢ぐらいの男の子はいなかったが、牛がいて、ヤギ、鶏、犬、猫がいた。日頃市内で生活している自分にとって、冷ややかな風と広い田圃、そして、田舎臭いのんびりした雰囲気が楽しかった。理系の伯父さんの動植物の採集ものを見て触ったり従兄の火薬を使ったロケット打ち上げで毎日が刺激があった。ブログでは、小さい頃の夏休みの思い出『我が少年時代』をじっくりと思い出しながら、書いていきたい。