「家康伊賀越えの道」をたどるイベントは、来年のNHK大河ドラマの明智光秀の影響か、各地で開催されだし、つつきはっけん『神君伊賀越え』イベントを主催する側としても興味深い。京都ウォーキング協会、SKYシニア大学、お茶の京都DMO、に加えて、宇治田原町主催で昨日ウォークが行われたことが京都新聞に掲載されている。実は、各団体の方々は、当方の講演・講座を聴かれた受講者である。その時に、質問や疑問点にお答えした人で、良く覚えている。それだけに、この伊賀越えをどのように、編集して、ウォーキングされているのかをお聞きしたいものである。現場を知らない、著名人が自己の考えで伊賀越えルートを作りなおして、視聴者に、面白おかしく主張するようなことだけは避けていただきたく思っている。特に、各地に口伝えに伝承されてきたものには、要注意である。山城広域振興局や南山城の市町村や観光協会などに、「南山城の伊賀越えシンポジウム」を提案し、少し動き出してはいるが、??はっきり言って、面白ければ楽しければの要素が強い。まずは、他に発表されていないコトやモノを探し出し、公に発信するような共同活動こそが、大切だと思う。そして、その次に観光事業や産業につないでいくストーリ展開をすれば、「神君伊賀越え」が大きな文化観光資源にも発展するものである。