英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

好きこそ物の上手なれ

2007年11月22日 | 子育て
息子(4歳)が最も興味をもっているものが日本地理。残念ながら、英語ではありません。

暇さえあれば、地図を見ています。


以前のエントリで紹介した公文のパズルがきっかけでしたが、今や各47都道府県のパズルを裏側から見て全て当ててしまうほど完璧に覚えました。
これは『JAF Mate』(12月号)ですが、もちろん県名が見えないように隠して、「これは何県?」と尋ねると、「あー、大分県じゃーん」と目を輝かせました。

「どうして大分県って分かるの?」と聞くと、「ここが丸いから大分県って分かるんだよー」と言って、中央上部の丸みを帯びた国東半島を指差しました。いやはや、‘好きこそ物の上手なれ’とはよく言ったものです。日本地図に関しては、息子には勝てません。

我が家は、以前ほど息子への早期英語教育には拘らなくなり、興味を持ったものを徹底的に追究させる方針に転換しました。

同時通訳の神様と言われる國弘正雄著『國弘流 英語の話しかた』を先月読了しましたが、こんなことが書かれています。
「彼ら(=英語ができる人)には、英語なんて自分で努力するもの、という心意気があるのです。そういう人は、中学・高校でどんな教師に教わろうが、どんな教え方をされようが、結局自分で道を開いていきます。」(339ページ)
的を射たり、と言った感じです。本著を読んだ後では、小学校における英語必修化の議論が空しく感じられます。英語の早期教育だけを特別視して議論するのはおかしな話。いくら早くから英語に触れたからと言って、絶対できる様にはなりません。だって、算数は皆小学校1年生からやっていますよね。でも、中学・高校では他教科に比べて数学嫌いの数ときたら半端ではありません。むしろ英語好きの方が多いくらいです。

小さい頃から向学心さえ養っておけば、後は自分の努力でどうにでもなる。我が家は、「勉強って面白い!」という思わせる環境づくりに力を入れるようにしています。そして、常に論理的に考えさせるような会話を心がけています。論理的といっても堅苦しいことではありません。怒る時も「○○してはダメ」ではなく「なぜ○○してはいけないか分かる?」と聞くだけでいいのです。そうすると「なぜなら」「だって」と考えるようになります。

学問では論理的・客観的思考が大事です。以上のことを心がけるだけで、この思考回路ができるのです。

もうすぐクリスマス。そんな訳で、息子の向学心を駆り立ててくれるようなプレゼントには頭を悩ますところ。入院中に購読した『プレジデント Family』(2008.1月号)は非常に興味深い内容です。


コメント (9)
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