10時過ぎに家を出て、加奈っちと小源太と3人で和知に向かった。黒豆の収穫に参加するためだ。黒豆といっても、乾燥させずに枝豆として茹でて食べるのだが、すごく美味しい。紫頭巾なんかとは比べ物にならない。
大きな鍋でぐつぐつ茹でるのだが、枝のままが一番良いらしい。(写真上
)
豆の袋の中に水が入ると味が落ちるので、枝のままが良いということだった。
しばらくすると、お湯が赤く染まってくる。黒豆の色素がお湯の中に出る。きれいな色だ。自然の赤は美しい。(写真下)
卓ちゃんと幹田くんもやって来て、昼に黒豆ご飯を食べさせていただいた。小源太も美味しかったようで、3杯もおかわりしていた。僕も2杯食べた。
午後は収穫作業をした。小源太が途中で嫌になったので、近くの公園に遊ばせに行った。シーソーやすべり台やブランコがあったが、シーソーが気に入っていた。一人で同じことを繰り返して遊んでいた。
作業が終わって、ゆっくりお茶を飲みながら歓談した。帰り際に家から出て、卓ちゃんがヤギに挨拶しようとしたら、奥から鎖の外れた北海道犬が襲ってきた。卓ちゃんは慌てて台の上に飛び乗り、幹田くんは靴のまま部屋の中に飛び込んだ。
一日、美しい紅葉と里山、農村風景の中で、ゆったりと豊かな気持ちになれた。