午前中から、中上林の上林禅寺に行き、「達磨忌」という秋の法要の後で、70名ほどの檀家の皆さん方に講演をさせていただいた。テーマは「NPO法人について」というもので、なかなか一般の方に話すのは難しいテーマだが、なるべく分かりやすく、今、日本で100年ぶりの大改革が行われつつあるんだということを話させていただいた。
渋沢栄一らの尽力によって日本に一般会社法が成立したのが1899年。イギリスでは1860年代に会社法が成立している。その30年ほどしか経たないうちに日本に会社法が成立し、準則主義が導入されたということが、その後100年の日本の発展につながったと思っている。
1998年に特定非営利活動促進法が施行され、これからの100年はNPO法人が日本の発展のカギを握っていると思っている。これは5全総によって、進むべき道として規定されていることだ。NPO法、指定管理者制度、市場化テスト、PFIは公務員制度改革につながり、日本の再生に進んでいくと信じている。
終わった後は懇親会に参加させていただいた。上林はお茶もビールもなく、いきなり湯呑みに熱燗から始まる。すきっ腹に日本酒を飲んだので、だいぶ回ってしまった。
檀家の役員の方々ともいろいろな話ができて良かった。1時間も時間をいただいて講演をさせていただくという機会は本当にありがたい。