午前中はお金の支払いに行ったり、納品に行ったり、仕事の原稿をもらってきたりした。
午後は谷垣事務所に行った。夜は消防団の部会に参加した。
民主党が夫婦別姓を進めようとしている。
“姓”というものは、“家”と密接に結びついている。“選択的”夫婦別姓は、家制度の破壊が真の目的であり、最終的には日本を弱体化させることを目指している。
家族の絆、地域の絆、国民の絆を大切にする自民党は、これに断固として反対し、阻止しなければならない。
こういう問題は理屈ではない。
「無条件に女性は男性の籍に入れ」と言うつもりもない。しかし、結婚するということは共同して家を立ち上げるということであり、姓を統一できないのならば、結婚せずに別々の生活を歩めば良いのではないか。
たとえば、数人が共同で事業を起こし、会社設立して法人登記をするのに、会社の名称がどうしても一致できないのなら、その事業は到底うまくいかないだろうし、法人登記はできない。
伝統というのは、理論的に説明できなくとも、それを守ることによって、結果としては自分の幸せにつながっているから、伝えられ継承されてきたのだ。
放り投げるのは簡単だが、それがなぜつながってきたのかを考えることも大切なことではないか。
結婚前に、妻とそういう言い争いをしたことがある。妻は社会党の国会議員にもなった評論家の田嶋陽子氏に昔、共感していたと言っていた。「私は姓を変えたくない。新庄源太郎になったら」と言っていた。
もちろん、価値観の違いがあることは当たり前だ。しかし、そういう話し合いを乗り越え、ひとつにまとめていくということも、結婚するための大切な準備作業だ。
それをやってこそ、その後の困難に対しても、家族で話し合い、協力して乗り越えていけるのではないかと思う。
妻も結婚して、子どもができて、今では全くそんなことは言わなくなった。田嶋陽子氏の考え方は最も受け入れがたい思想になっているのではないかと思う。