台風は明け方に強い雨を降らせたが、朝には警報等も解除になった。綾部では特に大きな被害もなく、今回は助かった。
朝10時から、「明日の京都」に関する特別委員会に出席。午前中は「府民生活・厚生」、午後は「農商工労働・建設交通」の書面審査があった。
「府民生活・厚生」では、災害時の情報共有や機器配備の問題で、最前線の消防団にはほとんど情報が伝わってこないという点や市町村と府の情報共有の方法などについて質問した。
他にも、北部医師派遣の今後の目標人数について、府立医大の北部枠の卒業生や自治医大卒業生などを足すと、平成30年の15人増という目標人数ではこれを下回ってしまうので、おかしいのではないか?と山口健康福祉部長に詰め寄り、「府立医大とも相談して、北部派遣医師の目標人数を検討し直す」という答弁をもらった。
少子化対策については、若い世帯の負担軽減を言うのなら、まずは「保育料の軽減」ではないか?と指摘。
中学生の通院無料化は予算にゆとりがあるのならやれば良いが、少子化対策はお金を向ける方向が絞り切れていないと感じる。
国保の都道府県一元化については、医療施設の格差があるなかで、すべての自治体で同じ保険料ではおかしいのではないか、自治体間の保険料に差をつけるべきだという要望もした。
農林水産部には、このまま米価が下落すれば兼業農家は壊滅し、農協の存在意義すら問われだすのではないか、農地中間管理機構などの新しい制度ができても、地域に情報を集めたり、調整役になる存在としての農協の存在が弱くなれば、制度が機能しなくなるのではないか?京都府もそういう点について、何か考える必要があるのではないかと指摘した。
林業については、山の価値が下がり、タダででも引き取ってほしいという声が上がっている今はチャンス!府や市が山を引き受けて、大規模林業ができるようにすれば、参入してくる業者は必ずあるという話をした。
建設交通部には、JR山陰本線複線化に向けて、10月3日に開催された第1回「山陰線活性化研究会」の内容について、質問した。JRからは「維持するだけでも厳しい」という声も上がったようだが、これをスタートととして、粘り強く交渉を進めていってほしい。
商工労働観光部には商店街の活性化について質問し、「商店街の空き店舗対策や活性化事業のコーディネート役が必要であり、イベントへの補助だけでなく、人への補助が必要だ。また、商店街は地域のセーフティネット機能を持っており、アーケードや街路灯の維持には10分の10の補助金を出すべきだ」と訴えた。
夜は、綾部に戻り、自民党綾部支部の定例役員会を開催した。
10月29日には、自民党綾部支部主催の第6回「未来を語るセミナー」を開催します。
今回の講師は京都大学大学院の神田佑亮准教授(都市社会工学専攻)です。「高速道路完成後の綾部市、北近畿の未来」をテーマに講演いただきます。
ぜひ多数の皆様のご来場をお待ち申し上げております。