週末は、充実した「教育」の2日間だった。
17日㈯、朝9時すぎから京都府立綾部農業大学校(岡本泉校長)の「農大マルシェ」に顔を出した。今年はコロナの影響で縮小開催とはなったが、天気も良く、多くの方が訪れておられた。京都府農林水産部、中丹広域振興局からもたくさん来ていただいていた。
人気の野菜の直売会場は人数制限があったので、たくさんの方が並んで待っておられた。
農大に隣接して設置されている「京都府畜産センター」のブースに立ち寄り、「畜産人材育成研修制度」の説明を受けた。
令和元年度からの事業で畜産や養鶏の担い手づくり事業として行われており、現在、第3期生を募集している。募集人員は2~3名(おおむね40歳未満で研修後は府内で畜産業に従事される方)、研修期間2年(養鶏はもう少し短くても可とのこと)、受講料118,800円/年額(府内で畜産業に就業すれば同額交付される制度もあり)
「のら×たんゆらジェンヌ」という昨年2月に設立された中丹地区で第一次産業に携わる女性の会の皆さんのブースでは資料をもらって、活動の様子を聴いた。
午後からは、現代文の「カリスマ講師」として「論理」をテーマにご活躍の出口汪先生に綾部にお越しいただき、行政や教育の関係者の方々と懇談していただく機会を設けた。
綾部で「教育移住」を推進するためには、綾部に「日本一の教育」が必要だと考えている。出口さんには「綾部の皆さんが本気で取り組まれるなら、何でも協力させていただきます!」とおっしゃっていただいている。
18日㈰、午前中は出口汪先生と市民有志の懇談会を開催。昼食懇談会も行う。
午後は京都府や綾部市、舞鶴高専に主催していただいている「理工系ことはじめ教室」に出席し、開会式で挨拶させていただいた。
今日は建築系の勉強で、子ども達は模型の建物を作っていた。
こういったことを通して、理工系に進む子ども達を増やすことが「ものづくり」産業を支えていくことになる。子ども達には「大人が持つ技術や知識をまずはどんどん吸収して、いずれは大人を乗り越えて新技術で私たちの生活を豊かにしてほしい」と挨拶の中でお願いした。
産業創造センターに対しては「大人だけでなく、子どもが出入りする施設にしてほしい」という当初からの私の要望を形にしていただいており、京都府商工労働観光部や実際に企画をしていただいている舞鶴高専の皆さんに厚く感謝申し上げたいと思う。
舞鶴高専の内海康雄校長とは初めてお話させていただいて、大変先進的でやる気に溢れた方だと感じた。協力できることがあれば、何なりとさせていただきたいと思うし、改めてゆっくりお話を聴かせて下さいとお約束した。
14時半過ぎにグンゼスクウェアのあやべ特産館で出口汪先生、高橋輝市議と合流し、グンゼ蔵の案内をした。高橋市議は現在、綾部市PTA連絡協議会の会長であり、10月に綾部で開催される京都府PTA連合会の研修会の講師と出口さんが共著もあって親しい方であることを知っており、ちょうど良いタイミングで出会ってもらったと思った。
「教育」尽くしの2日間だったが、将来への希望が持てた。
こういった予定が重なり、あやべ球場での綾部高校野球部の試合には応援に行けなかった。3対0で京都成章高校に負けて敗退したとのこと。3年生は残念だが、次はそれぞれの進路でさらなる夢の実現に向けて頑張ってほしい。