5日㈮、午前中に豊里中学校に行き、9月に計画している沖縄音楽コンサートの件で校長先生と時間等の打ち合わせ。
その後、げんたろう新聞配りに、今日は大島町岡ノ段へ。午後は自民党費の集金を兼ねて散髪に行った。
先日、ネット検索をしていて、「地方都市の教育革命 京都府綾部市の試み」(2022年7月27日付)という記事を見つけた。出典:私教育新聞Web
綾部市の教育改革に関わっていただいている出口汪さんが執筆された記事で、綾部での取り組みの経緯をご紹介いただいている。
(前略)
全国の地方都市の大抵は深刻な人口減少に悩まされている。特に若年層数の減少は著しい。
コロナなどの影響で、IT企業を中心として、テレワークが盛んになった結果、大企業が本社を地方に移転したり、優秀な社員が地方に移住したりすることが珍しくなくなってきたが、そのためにはクリアにしなければならない重大な課題があった。
地方に優秀な人材を流入させるには、高い教育水準が不可欠なのである。
だが、皮肉なことに、地方に行くほど低い教育水準に悩まされていることが多い。
かなり昔に綾部市で講演を行ったことがあったが、その時知り合った京都府会議員の四方源太郎氏から相談に乗ってほしいという連絡があった。
綾部市復興のために力を貸してほしいということである。
綾部市で、日本最高水準の教育を始めたい。綾部市は自然に恵まれ、土地代も安い。
こうした自然環境の中で子どもたちをのびのび育てることができたらと、その思いを語ってくれた。
都会の所得が高い家庭では子どもを塾に通わせ、幼少期から「お受験」をして、偏差値の高い大学に入るための勉強をさせている。
そういった環境がない地方都市では、企業誘致に成功しても、従業員は単身赴任でしか来てもらえず、必ずしも人口増加に寄与しない。
家族での移住をしてもらうには都会よりも魅力的な教育を地方に創り出す必要があるというのである。
私は彼に全面的に協力すると約束した。
(後略)
私教育新聞は初めて知ったが、2015年に設立された「私教育総研」という愛知県江南市の学習塾が前身の企業が「日本で唯一の私学と私塾をつなぐ情報媒体」として、全国の私立学校や学習塾に約11,000部を月刊で郵送しておられるそうだ。
そこに出口汪さんも定期的にコラムを執筆しておられて、7月27日付で綾部のことを書いていただいたようだ。全国の私学、私塾関係者に「綾部での教育」が少しでもインプットできれば、こんなに凄いことはない。
教育を移住につなげる「教育移住」によって、綾部では若い世代や子どもを増やしたい。それによって過疎地域の学校を何とか維持したい。
今、何もやらなければ、結果は見えている。「いくらやっても、結果は見えている」と冷ややかに批判するだけでは何も良くならない。
全国の40才から下の世代に絶対的な知名度を持つ出口汪さんが全面的に協力していただける今が、綾部の教育移住にとっての大きなチャンスであり、それを綾部市だけでなく京都府全域で取り組んだらどうかと、6月議会の代表質問で教育長に提案した。