四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

12月議会はじまる

2022年12月05日 | 京都府議会

 日㈪、朝8時半過ぎに事務所を出て、京都へ。10時過ぎに府議会に着いた。

 先日の豊里地区での御用聞きの会質問があった「民生委員制度」について、担当の地域福祉推進課長連絡を入れた。

 民生委員制度」大正時代に岡山県で誕生した「済世顧問制度」を前身としている。元々救貧、防貧対策を行う篤志家を県知事が指名したことによる。これが後に大阪府「方面委員制度」となり、昭和初期に全国に広がった。戦後、昭和21年に「民生委員令」が公布され、名称が「民生委員」となって現在に至っている。

 「済世顧問」も「方面委員」も無報酬で、「済世顧問」は誰がなってもいいというものではなく、該当する資質を持った人がなければ欠員となったそうだが、「方面委員」は「必置」とされて、これが現在の「民生委員」にも引き継がれている。

 豊里地区では民生委員の引き受け手がなく、自治会長さんが仕方なく兼務されたというケースがたくさん出ているようだ。過疎高齢化によって、自治会役員のなり手も減っている中、自治会長さんの負担をこれ以上増やして良いのかと感じる。

 民生委員制度がそもそも「必要なのか?」という点について、京都府地域福祉推進課長に確認した。

 課長といろいろ話したが、民生委員はあくまで「任意」での就任であり、「強制」されるべきものではないこと、現実に京都府内でも欠員があり、欠員によって即、住民生活に深刻な影響が出ることはない、ということだった。

 もともと篤志家が無報酬で知事に任命されていた大正時代の制度であり、すでに「制度疲労」を起こしている。今の時代に即して全面的に見直すべきだと厚労省にもしっかり伝えるべきだ課長には話をした。

 豊里地区での御用聞きの会でも話したが、「民生委員の引き受け手がなく、その選考が自治会長の負担となっている実態はおかしい。市役所も選考の丸投げはやめるべき。任意であるなら、引き受け手がなければ欠員でもやむを得ない。全国的に欠員が増えれば、それでやっと国も制度を考え直すのではないか」と私は思っている。

 

 10時50分から、京都4区田中英之代議士の呼びかけによる、「京都縦貫自動車道及び国道9号の国土強靭化推進議員連盟(仮称)」の設立準備勉強会に出席した。

 国交省京都国道事務所岩本雅也所長、京都府建設交通部濱田禎部長から、それぞれ現況についての説明を聴き、意見交換した。

 私からは「京都縦貫道が大雨で止まることのない整備を進めてほしい」「京都市内はバス停が多く、バスが停車することが国道9号の渋滞の大きな原因である。バス停間の距離を広げるとか、バスの本数を減らすとか対策すべきではないか」という意見を述べた。

 

 11時45分からは追加補正予算案のため府民環境・厚生常任委員会の正副委員長会に出席。

 12時半から議員団会議、13時15分から本会議今日から12月議会が始まった。コロナ対策のための医療機関や福祉施設、薬局等への支援予算などの追加補正予算が上程され、府民環境・厚生常任委員会、予算特別委員会全体会を経て、本会議で議決された。

 

 夕方、綾部に戻り、19時から正暦寺の合同役員会に出席。筆頭総代として挨拶し、1月29日に開催予定「不動明王大祭」に関して、役員の皆様への協力をお願いした。

 0時からサッカーW杯日本VSクロアチア戦を観戦。前半終了間際に1点を先取し、これは初のベスト8に進出できるかと思ったが、延長戦の末、PK戦で敗れてしまった。明らかに日本代表の力は上がっているが、あと一歩の「決定力」が足りなかった。

 結果論で言えば、前半、トップ下の鎌田大地選手の動きがこれまでに比べるとずいぶん良かったので、選手交代のタイミングが少し遅くなってしまったこと、堂安律選手が前半から出ざるを得なかったので、後半投入されたスピード力のある選手とのかみ合いがうまくいかなかったことがあったように感じた。

 4年後には、歴史が変わるでしょう!


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