四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

山家駅から上林をつなぐ構想

2023年08月19日 | 歴史の探求

 19日㈯9時過ぎから1時間半ほど、綾部中学校と桃映中学校の野球部の練習試合見学に行った。新チームでの初めての練習試合だった。

 他のクラブでも、綾部中学校の生徒たちは近畿や全国の大会に数多く出場し、頑張っている。

 温二郎は新チームでは副キャプテンとなり、以前よりは少し動きが野球選手らしくなってきた。今日も定位置のセカンドの守備についていた。

 打つのは重心が後ろにあって打てそうにないので、ファーボールでも何でも出塁することを心がけてほしい。

 セフティスクイズのサインが出て、バントはできたが、転がした位置が悪く、三塁走者は突っ込めず、自分もボールの位置を確認して振り向いたこともあり、一塁でもアウトになった。

 

 11時からは建築デザイン事務所アトリエボンド代表の戸村聡里くんの依頼で、Trip Hut(トリップハット=旅する小屋)の共同事業者である志賀郷杜栄今西恵一社長西村工務店の西村昌代社長と、今回新たに綾部に来られた金融機関や税理士法人の関係者などを案内して、綾部市の東部地域を巡った。

 戸村くんは、山家駅を起点、あやべ温泉を終点として、府道小浜綾部線(府道1号線)の沿線にある飲食店や宿などを線で結び、「上林」の観光や農産物をブランド化して付加価値を高めよう考えてくれている。

 私には山家や上林の歴史や風土を説明してほしいと依頼があって、同行した。この企画を持続可能なものにする意味でも、コンセプト(志)をしっかり共有しながら、経費を賄う利益が出る事業でなければならないので、今回金融や会計、まちづくりの専門家に来てもらって、企画をブラッシュアップすることが目的だった。

 最初は起点である山家駅を訪ねた。山陰本線で綾部駅の手前にある無人駅で、普通列車しか停車しない。時々、寝台特急瑞風が停まる。(乗降はできない)

 京都府以前、山家駅の駅再生事業に取り組んだが、駅の外側に「道の駅」を創るのが事業の中心だったので、実際に駅のホームに立ったのは初めてだった。戸村くんここを「上林」への旅の起点にしたいと考えているが、駅の横断橋の目隠しで山家の美しい風景が見えないのが残念だと言う。

 目隠しがなければ、こういう絵になる風景が一望できる。

 駅を出ると目の前に開ける風景にも大きな魅力があると力説してくれた。

 京都市から1,000円ちょっとで来れるので、夏休みなどに幼いお孫さんを預かる時、おじいちゃん、おばあちゃんが孫を電車に乗せて山家駅に着くと、そこには様々な自然を活かしたアドベンチャーワールドで楽しめるようにしたい以前から私も考えている。

 

 その後は山家駅から歩いて5分ほど上原橋(吊り橋)へ。由良川の絶景を望む。

 東山町へ。ここは京街道(舞鶴から京都へ向かう田辺街道)と上林を経て若狭に通じる若狭街道の分岐点に位置し、江戸時代には旅籠や商店などが立ち並ぶ宿場町であった。また、山家藩の城下町でもあった。

 街道から川の方に下る上林川と由良川の合流点東山公園があり、散策路などが整備されている。下る途中の道には空家が多いが、戸村くんに言わせると昔の家や蔵の土壁の土はサスティナブルな家づくりの材料として、大変価値が高いそうだ。

 有道佐一画伯の自宅はちょうどこの上にあるが、ここの風景は有道画伯の絵そのもので感動した。この散策路は「サイチ有道」という道にしたらどうだろうか?

 関西電力の水力発電所もある。橋上町から水を取って、水路で流し、ここで川に落としてタービンを回し発電する。

 続いて、口上林十倉中町にあるオーベルジュKIKUYAに案内し、店主駒井靖さん紹介した。駒井さん上林の活性化に協力したいと思っておられるので、この先、良い関係が構築できないか考えている。

 続いては奥上林の集落へ。Trip Hutのモデルハウスを建てる補助金を申請中で、申請が通れば、それを建てる場所をどこにできるかと検討中だ。

 上林谷にはもっと魅力があるのだが、移動距離もあり、4時間くらいでは全く時間が足りなかった。今回は「風景」に視点を置いた巡り方をしたが、他にも「歴史」「食」「宗教」「スポーツ」「生態系」「健康」「川」などいろんな巡り方が考えられると思う。

 最後橋上町の集落を抜けて、山家城へ。戦国末期には豪族和久氏が治め、豊臣政権下では谷氏が大名として入り、幕末まで谷氏の山家藩の中心として栄えた城である。

 山家城から東山集落を望む。左奥には東綾小・中学校の白い建物が見える。

 

 夕方には志賀郷杜栄の事務所にて、今後の事業展開や採算性、マーケティング、資金確保の方法などについて、今日の視察結果も踏まえて議論した。

 18時過ぎからはさらに志賀郷杜栄の作業場に場所を変えてBBQをしながら、議論は23時過ぎまで続いた。こうやって企画を叩き上げていくことで、良いものになっていくのではないかと感じた。

 Trip Hutは日本人に新しいライフスタイルを提案する商品として、綾部の森林整備、空家活用、移住定住などにつながるため、成功させるために私も協力したい。


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