3日㈭、昨日で府議会はひと段落し、久しぶりに事務所に一日いた。
これから1ヶ月近く、府議会では決算特別委員会が行われるが、今回は委員ではないので時間が空く。その代わりに「御用聞きの会」として、綾部市内の各地をご要望・ご意見を伺いに回ろうと思っている。
昨日の報道を受け、午前中、関西電力から説明があった。マスコミに公表された平成30年9月11日付の「報告書」等の資料を持参された。
この「報告書」によると、すでに1年前に「小判」や「1億円」のことは社内調査で明らかになっていたようだ。「報告書」をまとめた「調査委員会」は社外の弁護士3名と社内の執行役員3名の6名で構成されていたが、「報告書」は取締役会には報告されず、闇に消えていたとのことだった。
3名の弁護士もこれを知っていて、法律の専門家として何も思わなかったのかと疑問に感じる。
「報告書」の最後には調査委員会の委員長であった小林敬弁護士の所感が添付されている。この事実を知って、この程度の所感しか持たない調査委員長の下で、どのような調査がなされたのか?甚だ疑問だ。
「再発防止策」も全く「他人事」だ。この時点では存命であった森山氏への調査や問い合わせは全く行われていなかったようだ。
これまでの原発説明会で感じた国や関西電力の無責任さは、やはり正しかったと改めて感じた。説明会に来ていた常務も金品をもらって頭を下げていた。
彼らに任せておくことはできないと強く感じた「報告書」であり、今日説明に来られた関西電力の社員には「少なくとも、会長、社長はすぐに辞めないと関電は会社もなくなるし、政府のエネルギー政策にも深刻な影響が出ますよ」と強く警告した。「日本大学のアメフト部員のように正直に謝罪し、潔く自ら身を処すことだ」と。
一方で、池田正義府議や府港湾局から少し良い知らせも入ってきた。
かねてから推進しており、先日の新総合計画に関する特別委員会でも取り上げた「舞鶴港でのLNG基地整備」に関して、浮体式基地(FSRU)の現地調査許可が下りたそうだ。
原発に代わる新しいエネルギーは再生可能エネルギーではまだ現実的ではない。そのため中期的には環境負荷が低いLNG(天然ガス)火力発電に転換するのが良いと考えており、2年ほど前から舞鶴の池田府議とも連携して、府にも協力や推進を求めている。関西電力は京都府から勉強会への委員就任を要請されても、たいへん失礼な文書を突き付けて断っている。
関西電力の利益とは相反するが、LNGは原発の代替エネルギーになり得る最も可能性があるものであり、基地とパイプラインができれば、京都北部での新しい産業創造や地域のエネルギーコスト削減につながり、府北部の大きな起爆剤になる。
4日㈮は9時から、綾部市まちづくりセンターにて、国交省福知山河川国道事務所主催の第2回「並松地区堤防景観検討会」に地元委員として出席し、意見を述べた。景観に配慮しながら、早く堤防を完成させてほしい。
今日も、その後は一日、事務所におり、げんたろう新聞の作成等を行っていた。