31日㈫、夕方、海の京都DMOの村上章総合企画局長が来られて、DMO総会の報告を聴き、令和3年度事業の説明を受けた。
観光は「See」から「Do」、そして「Be」に変わっている。綾部においては、特に「目に見えないもの」を観光素材とするのが良いと思うと、長々と持論を聴いてもらった。
9月1日㈬、9時に四方源太郎後援会の志賀郷支部長をしていただいている木枝幹治さんが、取締役を務めておられる㈱志賀郷杜栄にお勤めの40代の男性二人を伴って、事務所に来られた。
お二人は最近、首都圏から綾部市に奥さん、子どもさんとIターンされたとのこと。山家と物部にそれぞれ住まいされ、鳥獣害の酷さと狩猟者が少なく高齢化していると聞いて、自らも狩猟免許を取って地域の役に立とうと考えられたそうだ。
そこで京都府が主催する狩猟免許試験に申し込んだところ、昨年からコロナの影響で受験者数に制限をかけていて、二人とも抽選に漏れて受験できなかったそうだ。
お二人ともに前職がレストランと居酒屋の経営で飲食関係であったため、首都圏の飲食店や食品会社とのつながりがあり、食肉加工施設をこれから建設して、シカやイノシシの肉をジビエとして流通させようという計画も持っておられる。しかし、狩猟免許の受験すらさせてもらえず、「来年9月まで受験できない」と言われて、計画が進まないと困って相談に来られた。
これだけ鳥獣害被害が深刻なのに、コロナで受験制限をかけるというのはどういうことなのか?コロナで制限が必要だと言うのなら、司法試験や税理士試験、大学や高校の受験でも人数制限しているのだろうか?
広い会場を使うとか、受験日を増やして希望者全員が受験できるようにすべきだと感じて、京都府の農村振興課長に電話を入れて、試験日を増やすように申し入れた。
シカ肉が一番美味しいのは5月あたりだそうで、早く免許を取ってもらって、どんどんワナで捕まえて肉としても流通させてほしい。首都圏からは「シカやイノシシの肉があるなら、ぜひ買いたい」という引き合いも来ているそうだ。
コロナの感染防止も大事だが、農林水産部には鳥獣害の防止にこそ、もっと力を入れてほしい。
二人と話をしていたら、藤岡康治市議が来られたので「そういえば、藤岡さんも狩猟免許取るとおっしゃってましたね?」と聞いたら、「それが、抽選に落ちて今年も受けられないんですよ!何とかしてくれと、府議に言いたいと思って来ました」と凄い剣幕だった。「このお二人も抽選に落ちたそうです」と紹介すると、「落ちたのは自分だけかと落ち込んでいたんです。希望者全員が受験できるように頑張りましょう!」と仲間ができたことを喜んでおられた。
藤岡市議は昨年も受験申請に行ったが、「コロナで人数制限をしていて、先着順で受付は締め切りました」と断られ、今年は申請受付と同時に申請に行かれたそうだが、今年は抽選で落とされたそうだ。「渋谷のワクチン接種」みたいな話だなと思った。
10時からは本田太郎代議士のYouTube「本田太郎チャンネル」の収録。
綾部市の課題について、「道路、鉄道の交通網」「農林業振興、鳥獣害、農地法」「防災(由良川治水や内水)」の3つのテーマに分けて10分ずつ対談したが、後日、連絡があり、改めて撮り直しすることになったので、次はもっとくだけた感じでやった方が観てもらえるかなと思っている。
午後は綾部市の吉田清人企画総務部長が来られて、綾部市の9月議会の議案等について説明を受け、意見交換した。