次に、「珍しい花が咲いています。」と、Nさんのお宅の裏山に連れて行ってもらいました。
ダケカンバの林の中に、小さなピンク色の花がずっと奥まで群生していました。あまり見たことがありません。どうやら、「ベニバナイチヤクソウ」と言う名前の山野草らしく、イチヤクソウ科で光沢のある円形の葉がついている10~15cmくらいの植物です。
葉を煎じた汁は脚気や利尿剤になり、葉液は止血剤、切創や虫さされに効くとされることから、「一番よく効く薬」「一薬草」と言う名前がついたそうです。
さらに林の中に小さな白い花を見つけました。これは「ササバギンラン」と言って、ランの種類の花で、葉が笹の葉に似ていることからこの名がついたそうです。
検索してみると、「ササバギンラン」と「ギンラン」があって、間違えやすいそうで、その説明を読むと、これは花のつき方が「ギンラン」の様でもあります・・・・
人があまり入り込まない林の中には、びっくりするような素敵な光景が見られ、秘密の場所にしたいと思ってしまいます。