気嵐は尻別川から湧きあがってきたものです。
すぐそばを流れている小さな川も凍りついていました。遠く、三角に見える昆布岳も東側の斜面が光っていました。
まだ、太陽は顔を出していませんでしたが、畑の傍に並んだ家並みが赤く染まって、夜が明けてきたことを教えてくれています。
羊蹄山の麓が少し明るくなってきた瞬間、裾野から日の出が始まりました。ダイアモンドのようです。
やがて太陽が顔を出して雪面を明るくしてきました。まだ、気嵐が続いています。
明るくなってきましたので、細い木々の樹影がくっきりと見えてきました。寒さの中でなかなか見ることが出来ない光景に夢中でシャッターを切りましたが、あまりの寒さにこの後すぐ帰宅しました。