2日目の5月13日は朝食後、ホテルから歩いて行ける「高知城」へY夫妻と出かけました。
睡蓮が咲いたお堀のそばを通り抜けて城門をくぐると、緑の木々の奥に高知城の姿が見えていました。高知城は関ケ原の戦いの功績により、家康から土佐一国を拝領した山内一豊が、1603年に築城工事を始めた名城です。大火の後再建され、天守と本丸御殿が揃って現存している唯一の城郭で、日本100名城に選定されています。
追手門は入母屋造り、本瓦葺で、巨大な切石を積んだ石垣の枡形の上に建つ雄大な規模の建物です。また、良妻賢母で有名な山内一豊の妻、千代の像がありました。
城内の公園は緑が豊かで、ヤシの木があるのも南国らしいと思いました。
瓦屋根や鬼瓦などが見事な曲線に作られ、お城の天守閣には、細くて急な階段を上らなければならず、下りの方がより大変でしたが、天守からの眺望は素晴らしいものでした。
お城を後にして、車で川沿いの山道を1時間余り上ると、仁淀川最下流にかかる「名越屋沈下橋」に到着。ここは欄干が無く、洪水時には橋ごと水中に没してしまうそう。軽自動車は何とか通っていましたが、ちょっと怖い感じがします。
下流域のいの町に入ると周囲の新緑が美しくホッとさせられます。
仁淀川の支流の「にこ淵」に下りるには、急な階段を使って降りなければなりませんが、目の前に「仁淀ブルー」を代表するスポットが現れ、神秘的で幻想的な青色に感動しました。美しい娘と大蛇伝説の舞台となったところだそう・・・手前の白い花はアジサイの花に似た「ノリウツギ」です。
仁淀川にかかる吊り橋を渡ってみましたが、動くとかなり揺れていました。
途中でランチタイムをとり、新しい寒風山トンネルを抜けて今治へ出ました。