現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

林鈴花が歌謡祭にデビュー

2007-09-05 23:45:35 | Weblog
私のマネージャーの林鈴花が歌手デビューした。
虚無僧にマネージャー?まぁいぃじゃん。私の時間と金を管理して
いる管財人です。もひとつホームページの管理人です。
その林が、9月2日のビクター歌謡祭に出演した。

いきさつは昨年の5月。歌謡祭でのゲスト出演の依頼を受けて、
主催者の木村ひとし先生の教室を訪ねた時、先生の人柄にほれて、
歌のレッスンを受けることになった。ついでに私も付き添いで
傍聴させてもらった。レッスンは1時間の大半が発声練習。
これが私にとってもすごく勉強になった。腹筋の使い方、声の
響かせ方、すべてが尺八に通じるのである。尺八家の大半がど素人
なのは、プロ養成のカリキュラムが無いからだ。木村先生の発声
練習をそのまま尺八の門下生に応用した結果、皆すばらしく進歩
したのだ。

さて、そんなわけで、1年半発声練習に通った結果、彼女も舞台で
歌うこととなった。歌は小柳ルミ子の「誰でもいいはずないじゃ
ない」。リズムも音程も難しい曲だ。それを1年レッスン受けて、
初舞台。黒いロングドレスに、ネックレス等を買い揃え、当日は
早朝から美容師二人に来てもらって、髪とメイクを念入りにセット。
まるでクラブの女帝に変身。それが女性にとっては最高の幸せの
ようだ。とにかく、ビクター歌謡祭は、大いに楽しませてもらった。

ビクター歌謡祭にゲスト出演

2007-09-05 14:21:19 | Weblog
「ビクター歌謡祭」などとタイトルはすごいが、カラオケ教室の
生徒さんたちの発表会である。朝9時半から夜6時半まで130人が
出演。みなさん派出な衣装で着飾り、スター気分。一日中演歌では
えぇんか?というわけで息抜きに尺八演奏を頼まれたのだ。

尺八一人で30分は場がもたない。そこで、一路会の高島・長縄・
加藤・平の四人も出演して、まず「瀧落ちの曲」で幕開け、次に
中野勝宏さんの津軽三味線が加わって「風雪流れ旅」。
ホリゾンに雪が舞い、効果抜群。私のソロは「旅人よ」と「南部
牛追い唄」をしんみり聞かせ、続いて中野さん平さんの太鼓。これも
さすがプロの域、拍手喝采。最後は「南国土佐を後にして」を、
木村ひとし先生のリードで会場のお客様にも歌っていただき、20分の
ステージを終えた。

一路会としては初舞台で、私もそれなりに緊張したが、好評だった。
この機会に特訓特訓で皆急に進歩上達した。こんな機会が何回かあると
いい。




NHKラジオ放送の反応

2007-09-05 06:22:25 | 虚無僧日記
9月3日NHK.FM「邦楽のひととき」で「秋の曲」が
放送された。放送出演7回目ともなると、もう大騒ぎも
せず、知人にも余り知らせていない。
最初の前弾きでは尺八が結構大きくはいっている。手事の
ところで控えめ、後歌では音が硬い。
これは二回目の録音か。私の安物の尺八は、吹いていると
だんだん音が疲れてくるのだ。高い尺八は吹いていると
どんどん鳴って来る。そんな違いがあるような気がする。

「今年は反応はいかに?」と思っていたら、今日電話が入った。
この放送を聞いて、尺八を習いたいと。うれしい電話だ。
津の方だが、「毎日名古屋まで通っている。以前名鉄の
名古屋駅前で虚無僧しているのを見かけた。インターネット
で調べた」とのこと。このブログ開いた成果があった。

「なぜ尺八を?」
「地歌の三絃が好きで、ほとんど独学で弾いている」。
それも珍しい。でも東京で佐藤親貴に一年半習っていた。
佐藤親貴なら本格的な古典派だ。私の師匠堀井小二朗とも
よくNHKで合奏放送されていた。
来週木曜日に来られることになった。三絃を持って。
「越後獅子」を尺八と合わせたいとのこと。楽しみである。