ニューヨークの世界貿易センタービルに飛行機が2機突っ込んだ
のは、2001年の9月11日。6年前のこと。今日の新聞ではもう
ほとんど触れていない。時の流れは早い、どんどん風化していく。
実は、この事件の前に、私はこの貿易センタービルの屋上に上った
ことがあった。とにかくバカでかい。名古屋のツインタワービルの
3倍。地上450m。東京タワーより高い。それなのに屋上は外に出れ
るのだ。金網越しに一周すると、かつての世界一のビル、エンパイ
ヤーステートも眼下にかすんで見える。
何より驚いたのは、遊覧用のセスナ機が2機、はるか下の方をグル
グル旋回して飛んでいるのだ。
9.11その日は、たまたまテレビをつけていた。センタービルに飛行機が
激突したという。「やっぱりぶつかったか」。私はかつて見た遊覧
飛行機がぶつかったのだろうと早呑み込みして画面を見ていると、
又飛行機がビルにぶつかり煙があがった。
事故にしては「なんで2機も」と誰しもが思った。
しばらくして、まさかのことが。あのバカでかいビルが、砂上の楼閣の
ように崩れ去ったではないか。机も椅子もロッカーも金庫も膨大な
書類も、尊い人の命とともに、ペシャンコになってしまった。
もう少し、カタチは残るかと誰しも思っていたのに、である。
今跡地は、「グランド・ゼロ」と呼ばれているらしい。これは広島・
長崎の原爆投下地点、すなわち爆心地を差す言葉だった。
このグランド・ゼロで「慰霊の尺八コンサートを開きませんか」との
誘いが来たが、アメリカはもういい。何もかも桁外れに大きい。
自分が小さく見えるだけ。名古屋が一番尺に合っている。
それと、この事件の報復として、イスラム世界を敵に回して泥沼の
戦いに挑んでいるアメリカに、私は「No!」を突きつけたい。所詮
大国の石油を巡っての利権争いだ。争いが無ければテロにやられる
ことも無かったのだ。
のは、2001年の9月11日。6年前のこと。今日の新聞ではもう
ほとんど触れていない。時の流れは早い、どんどん風化していく。
実は、この事件の前に、私はこの貿易センタービルの屋上に上った
ことがあった。とにかくバカでかい。名古屋のツインタワービルの
3倍。地上450m。東京タワーより高い。それなのに屋上は外に出れ
るのだ。金網越しに一周すると、かつての世界一のビル、エンパイ
ヤーステートも眼下にかすんで見える。
何より驚いたのは、遊覧用のセスナ機が2機、はるか下の方をグル
グル旋回して飛んでいるのだ。
9.11その日は、たまたまテレビをつけていた。センタービルに飛行機が
激突したという。「やっぱりぶつかったか」。私はかつて見た遊覧
飛行機がぶつかったのだろうと早呑み込みして画面を見ていると、
又飛行機がビルにぶつかり煙があがった。
事故にしては「なんで2機も」と誰しもが思った。
しばらくして、まさかのことが。あのバカでかいビルが、砂上の楼閣の
ように崩れ去ったではないか。机も椅子もロッカーも金庫も膨大な
書類も、尊い人の命とともに、ペシャンコになってしまった。
もう少し、カタチは残るかと誰しも思っていたのに、である。
今跡地は、「グランド・ゼロ」と呼ばれているらしい。これは広島・
長崎の原爆投下地点、すなわち爆心地を差す言葉だった。
このグランド・ゼロで「慰霊の尺八コンサートを開きませんか」との
誘いが来たが、アメリカはもういい。何もかも桁外れに大きい。
自分が小さく見えるだけ。名古屋が一番尺に合っている。
それと、この事件の報復として、イスラム世界を敵に回して泥沼の
戦いに挑んでいるアメリカに、私は「No!」を突きつけたい。所詮
大国の石油を巡っての利権争いだ。争いが無ければテロにやられる
ことも無かったのだ。