現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

時効

2007-09-14 05:11:56 | Weblog
社会保険庁と市町村庁職員による保険料横領事件。処罰もされず、
退職金まで至急されて穏便に?退職している人もいるとのこと。
枡添氏は「過去にさかのぼって告訴する」と言明しているが、時効
の壁は乗り越えられるのか。

殺人を犯しても、時効が過ぎれば罰せられないとか。時効って何
のためにあるのだろう。

話変わって、私の誕生日昭和23年2月4日を契約日とする明治生命
の「一時払養老保険」の保険証券が出てきた。満期は40年。保険料は
1万4千円一時払い。当時の14,000円を今に換算すると600万円くら
いか。その証券が見つかったのは、私が44歳の時だった。ダメ元で
明治生命に行ったが「満期より3年過ぎてますので、時効です」と
にべもなく門前払いを喰らった。
「一時払い」や「60歳払込の終身保険」など要注意である。満期や
被保険者が亡くなっても、保険に加入していたことを、家族が知ら
ないと請求しない。請求しなければもらえない。もったいない話だ。

現在日本生命では、全契約2,000万件の契約内容と未払いの調査を
進めている。入院したのに請求していないケースなど、3年の時効
を過ぎていても支払うことで、お客様に問い合わせているのである。

すごいことなのだ。それなのにマスコミは「生保の未払い何億円」と
騒ぎたてている。社会保険庁のとばっちりだ。請求しなければもらえ
ない制度へメスがはいったのだが、民間ができることなら、社会保険庁
も、被保険者が所定の年齢に達したら、受給の案内を送るように、
ようやく動きだしたのである。