現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

100万円のピアノと200万円の尺八

2007-09-12 23:10:10 | 虚無僧日記
9/16日の天白区でのコンサートのために、今日刈谷の改田さんの
家に行った。初めてオ目にかかるピアニストだ。
マンションの一室だが、すばらしいグランドピアノがリビングに
置いてある。何でも演奏したものを録音して、再生、ピアノの
鍵盤も弾いたとおりのタッチで動くのだ。値段は100万円とか。

これだけ精巧な現代技術の粋を集めたピアノが100万円、竹に穴を
あけただけの尺八が200万円。ピアノは規格に則って何台でも同じ
物が作れるが、尺八は二本と同じものはない。何万本の中から、
まさに奇跡的に一本生まれるのだ。価値を測るのは、難しい。

ちなみに、1万円のエスロンパイプの尺八も使ってみた。
「100金のリコーダーみたいな音ね」と言われてしまった。
「ムムム、お主違いが判るな」である。聞き分けられない人が
多いのだが、さすがクラシックの名ピアニスト。

16日(日)午後1時半~3時、天白区植田山コープ2階の「ふくし
の店/ほっとたいむ」である。

職業差別

2007-09-12 22:54:41 | Weblog
今日個人タクシーが一方通行の道を逆走してきた。クラクションを
鳴らして知らせようとしたが、猛スピードですり抜けていった。
あれは一方通行と知っていての確信犯だ。運転手の顔を見ると
人相も悪い、「雲助」の顔だ。車も古く、薄汚れていてきたない。
「雲助」は差別用語。「雲助」と発言して槍玉に挙げられた議員先生
もいましたっけ。一人二人の行為が全体の信用を貶めているのだ。

同じことが、生保レディにもいえる。いい加減なおばさん達が、知識も
なく、結果的にお客をだますようなことをしてきたから、「保険屋」と
蔑まれてきた。「保険屋」と呼ばれないようになるには、本人の自覚と
努力次第。
日生レディの鈴花は、「他のセールスがいい加減なことをやってくれる
おかげで、まともにやっていれば、“あなたは他の人と違う”と契約も
紹介もいただける」と、今では毎月5件欠かさず。入社5年で、上位5%
以内に入る上級職員になった。

日生は今、全顧客に「証券入れ」を持って、「ご契約内容の確認」に
挨拶訪問をしている。私も、保険料を掛け続けられなくなって、数年前に
失効になっていた契約があったが、「解約返戻金が残っています」と
知らせがあって、1万円返って来た。本来なら時効でもらえないのに
である。

鈴花は、「今日お客から、ニッセイさんはすごいわね、こんなことまで?」
と言われた。「はい、金融監督庁から、保険金未払いのことで厳しく指導が
ありまして」と言うと、「え?あなたはこんなに一生懸命まじめに働いて
いるのに、社会保険庁のことを思ったら、国にそんなこという資格ないで
しょう」と言われたとか。
そうだ、国こそ改めるべきだ。身内の管理体制を厳しくチェックしてよだ。

死に体の安倍総理ついに辞任。これも遅きに失した。「先生と呼ばれるほど
バカじゃなし」と言われないように、国会議員さんもしっかりしなきゃ。
教師もだ。3分の1がダメ教師とか。これでは「先生」も差別用語になり
かねない。


伊那谷に住むトム・ディーバー

2007-09-12 15:24:23 | 筝尺八演奏家
長野県下伊那郡の山奥に30年も前から移り住み、尺八を
作って生活しているアメリカ人がいる。トム・ディーバー
だ。話題性もあって時々テレビで紹介され、知る人ぞ知る
有名尺八家だ。
そのトムから、数年前、突然電話がかかってきた。私が
NHKに出演したのを観て、インターネットで調べたと
いう。彼の招きで伊那谷を訪ねた。飯田の次の松川インタ
ーから、天竜川を越えて、東側の山を登ること、徒歩2時間。
すごい山の上だ。尺八談義に花が咲き、一晩泊めてもらった。

夜中、トイレに起きたが、目を開けても一寸先も見えない。
漆黒の闇なのだ。かくやと思い、寝る前に枕元に用意して
おいた懐中電灯をまさぐって、その明かりでトイレに行った。
もちろん戸外。枯れ葉を踏みしめ用をたそうとすると、カサ
カサカサと。懐中電灯で照らすと、1メートルはある蛇。
とにかくこんな所に住んでいる人が、日本にはまだいるのだ。

この伊那谷に偶然か尺八を吹く人が6人も集まって来ている
とのこと。しかも皆古典の虚無僧尺八が専門。その中の一人
児玉さんを紹介された。