現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

6/8 刈谷で詩吟の会

2008-06-08 20:05:55 | 虚無僧日記
刈谷市の公民館で「愛知県吟武道文化連盟」
の「一吟研修会」。名前はすごいが、わずか
6団体で出吟者は58名。一団体、会員は10名
たらずと情けない。昨日の琵琶楽協会同様、
風前の灯。

もう10年以上のおつきあい。この10年で3人の
会長が亡くなり、今日はお2人体調すぐれず
欠席。ここでも私が最年少。ご老人が一生懸命
机や椅子を運んでるのをみて、手伝わないわけ
にはいかない。とにかく、尺八も後期高齢者
へのサービス事業だ。

今朝の朝起き会で「“はたらく”とは“はた”を
ラクにすること」と、学んだ。「“難有って”も
ありがとう」とも。
みなさんに楽しんでいただければいい。そんな
気持で、伴奏をさせていただく。そしてしっかり
謝礼をいただいた。ありがたい、これで父の
墓参りに行ける。

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宮城道雄慰霊碑に詣でる

2008-06-08 19:48:15 | 虚無僧日記
6/8 刈谷での詩吟の会の後、刈谷駅近くの
『宮城道雄慰霊碑』に行ってみた。20年前、
豊田病院内でのイベントに参加した帰り、
タクシーの運転手に「宮城道雄遭難現場に
案内してくれ」と頼んだら「知らない」との
返事で断念していた。

東海道線で刈谷駅を通過するとすぐ、ガード
をくぐる。そこが転落現場だということは
知っていた。検討をつけて道路から私道に
入って見つけた。道路に案内標識も無いので、
タクシーも知らないというのもうなづける。

100坪ほどの空き地内に「慰霊碑」があった。
宮城道雄は、列車から転落してもなお半日は
意識があった。亡くなったのは刈谷市豊田病院。
すぐ近くに看板が見える。

だから、ここは亡くなった場所でも墓地でもない。
宮城道雄の霊が宿る場所ではないのだが、『手向』
と『春の海』を献奏した。心なしか、宮城道雄の
応援もいただいて、音は一段と響き渡った。

S31年、6月25日、まもなく命日。もう52年、
半世紀を過ぎたのだ。

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鶴田浩二

2008-06-08 09:17:28 | Weblog
鶴田浩二を検索して「1987.6.16 癌で亡くなる 62歳」とある。
あれれ?? 2005年のNHK朝ドラ「私の青い空」で
売れない歌手役で好演していたのは鶴田浩二だと思ったが。
あの当時「あれ、懐かしい、まだいたのか」という思いで、
毎朝みていた。でもその20年前にすでに亡くなっていたこと
になる。「私の青い空」で出演していたのは誰?。
ネットで検索しても、NHK朝ドラの歴代リストが出てこない
というのも意外。誰か教えて!

 答え:7/8ネットで判明。「宝田明」でした。すみません。


鶴田浩二は、大正13年生まれ、母と同じだ。存命なら84歳。
1961年『鳴門秘帖』の虚無僧法月弦之丞役だった。この映画
のおかげで、虚無僧といえば「白面の貴公子、美男でおわす」
だったのだが。今鶴田浩二を知る人も少なくなったか。
ざんねん。

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傷だらけの人生

2008-06-08 08:34:15 | Weblog
鶴田浩二の『傷だのけの人生』

古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを
欲しがるもんでございます。どこに新しいものがございましょう。
生れた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

何から何まで真っ暗闇よ、筋の通らぬことばかり
右を向いても左を見ても 馬鹿と阿呆(あほう)の絡み合い
どこに男の 夢がある。

好いた惚れたと けだものごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。
好いた惚れたは もともと「こころ」が決めるもの。……こんなことを
申し上げる私も やっぱり、古い人間でござんしょうかねえ。

一つの心に重なる心 それが恋ならそれもよし
しょせんこの世は 男と女 意地に裂かれる恋もあり
夢に消される意地もある。

なんだかんだと お説教じみたことを申して参りましたが、
そういう私も 日陰育ちのひねくれ者、お天道様に背中を向けて歩く
馬鹿な人間でございます。

まっぴらご免と 大手を振って歩きたいけど 歩けない。
いやだいやです お天道様よ 日陰育ちの 泣きどころ、
明るすぎます おいらには。


なぜかおいらはこの歌詞が好きだ。虚無僧にピッタリだ。

1971年のヒット曲だから、もうかれこれ40年前になる。
この前年には『同期の桜』がヒットした。70年安保で
荒れた時代に、堂々と右翼の旗を振った。
任侠物、戦記物で右翼のシンボル的存在かと思いきや、
山口組からの興行依頼を断って、襲撃されたとか。
「特攻隊生き残り」というのも、実は整備兵だったと
非難も浴びたが、反論することなく、黙々と稼いでは、
巨額の私財を投じて遺骨収集を行なっていたとか。
彼が出演した戦記物の映画は、戦争で散った兵への挽歌
であった。鶴田浩二は「反戦右翼」だったと、今、ネット
で知る。

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帽子はファッション?

2008-06-08 07:44:14 | 心の問題
長野オリンピックで金メダルを獲った若い
女子選手が、表彰台で「君が代」が流れて
いる時、帽子をとらなかった。その画面を
見て私はテレビに物を投げつけて「帽子を
とれ!」と怒鳴った。
翌日「IOCから本人に注意があった」という
記事が、新聞に小さく載ったが、それに対
して、「頭が古い」と非難する声の方が多く
載せられ、私は愕然となった。
「こういう私は、古い人間なんでしょうかねぇ」。
これは鶴田浩二の『傷だらけの人生』のセリフ
だったっけ。もう誰も知らない?。

あれから10年以上が経ち、今ではテレビ
でも、スタジオ内で帽子をとらないタレント
をよく見る。若者だけじゃない。

NHKの「先輩さんいらっしゃい」という
番組で、有名写真家の立木氏が野球帽を
被ったまま教室に入っていく場面があった。
学校では生徒に帽子をとるよう教えている
はずだが、子供の目にはどう映ったか?

私の公演でも、来聴者で帽子を被ったままの
お年寄りをみる。「禿げ頭を隠す鬘代わりと
思えばいいか」と、昔ほど腹は立たなくなっ
たが、時の流れ、流行に追いつけない複雑な
気持だ。

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帽子と煙草

2008-06-08 07:29:27 | 心の問題
朝起会は男性も女性もスーツ着用というよそ行き
スタイルで早朝から集う。修養の場にふさわしい
格好というのだが、それでも女性でジーパンで来る
人がいる。KY(空気読めない)のか、あえて逆ら
っているのか。

若者で室内で帽子を被ったままの人もいる。若者
離れで、来てもらうだけでも有難い?し、注意して
明日から来なくなると困るので、誰も注意しない。
どうやって判らせたらいいのか、本人の“気づき”
を待つしかないのか。私にとっては結構ストレスだ。

先日は、新しくみえた年配者が、室内で平気で
煙草を吸っていた。もちろん禁煙だ。さすが受付が
小声で「ここは禁煙です」と注意していたが、耳が
遠いのかやめようとしない。人間社会のこうした
摩擦をいかに、お互い気持ちよく解決していくか
を学ぶ場が朝起会なのだが、学んでも学んでも
難しい。

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