蒲原(かんばら)は、雪がめったに降らない所なのに
広重は『東海道五拾参次の図』で「蒲原夜の雪」と題
して、一面の雪景色で描いた。しかも広重は8月に
ここを訪れているのにもかかわらずである。云々の
案内板があった。今日6/28も蒸し暑い。涼を求めての
幻想か。俳句で「雪は夏の季語」と聞いたこともある。
昔の人の想像力と創造性に感服する。
公演まで時間があったので、町中を虚無僧で周ってみた。
人影がほとんどない。お店も無い。それでも4軒のお宅
からお布施をいただいた。「おや虚無僧が来たよ」
「ちょっとお待ちください」「ご苦労さまです」と、
会えた方はみなさん温かい。
地元の尺八家の方で、年中行事で虚無僧練りをしている
とのこと。そのおひとり戸田さんが公演前にみえ、いろ
いろ話を伺うことができた。
三橋貴風氏の奥さんの父君も、富士市で尺八を吹かれて
おられ、今日、わざわざ聞きにきてくださった。横山欄保
師につながる方もみえた。
尺八がまだ息づいている“50年昔の日本”がここにあった。
早めに名古屋に戻れたので、名古屋駅前でも久しぶりに
吹いてみた。人は多いが、全く無視。名古屋も、とみに
東京なみになってきた。虚無僧の末路もほど遠くない中、
先日の甲州市、そして今日の蒲原と、呼んでいただき、
尺八を聞いてくださる方がおられるのは“稀有なこと”と
感謝である。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

広重は『東海道五拾参次の図』で「蒲原夜の雪」と題
して、一面の雪景色で描いた。しかも広重は8月に
ここを訪れているのにもかかわらずである。云々の
案内板があった。今日6/28も蒸し暑い。涼を求めての
幻想か。俳句で「雪は夏の季語」と聞いたこともある。
昔の人の想像力と創造性に感服する。
公演まで時間があったので、町中を虚無僧で周ってみた。
人影がほとんどない。お店も無い。それでも4軒のお宅
からお布施をいただいた。「おや虚無僧が来たよ」
「ちょっとお待ちください」「ご苦労さまです」と、
会えた方はみなさん温かい。
地元の尺八家の方で、年中行事で虚無僧練りをしている
とのこと。そのおひとり戸田さんが公演前にみえ、いろ
いろ話を伺うことができた。
三橋貴風氏の奥さんの父君も、富士市で尺八を吹かれて
おられ、今日、わざわざ聞きにきてくださった。横山欄保
師につながる方もみえた。
尺八がまだ息づいている“50年昔の日本”がここにあった。
早めに名古屋に戻れたので、名古屋駅前でも久しぶりに
吹いてみた。人は多いが、全く無視。名古屋も、とみに
東京なみになってきた。虚無僧の末路もほど遠くない中、
先日の甲州市、そして今日の蒲原と、呼んでいただき、
尺八を聞いてくださる方がおられるのは“稀有なこと”と
感謝である。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
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