現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

蒲原そして名古屋

2008-06-29 07:53:14 | 虚無僧日記
蒲原(かんばら)は、雪がめったに降らない所なのに
広重は『東海道五拾参次の図』で「蒲原夜の雪」と題
して、一面の雪景色で描いた。しかも広重は8月に
ここを訪れているのにもかかわらずである。云々の
案内板があった。今日6/28も蒸し暑い。涼を求めての
幻想か。俳句で「雪は夏の季語」と聞いたこともある。
昔の人の想像力と創造性に感服する。

公演まで時間があったので、町中を虚無僧で周ってみた。
人影がほとんどない。お店も無い。それでも4軒のお宅
からお布施をいただいた。「おや虚無僧が来たよ」
「ちょっとお待ちください」「ご苦労さまです」と、
会えた方はみなさん温かい。

地元の尺八家の方で、年中行事で虚無僧練りをしている
とのこと。そのおひとり戸田さんが公演前にみえ、いろ
いろ話を伺うことができた。
三橋貴風氏の奥さんの父君も、富士市で尺八を吹かれて
おられ、今日、わざわざ聞きにきてくださった。横山欄保
師につながる方もみえた。

尺八がまだ息づいている“50年昔の日本”がここにあった。
早めに名古屋に戻れたので、名古屋駅前でも久しぶりに
吹いてみた。人は多いが、全く無視。名古屋も、とみに
東京なみになってきた。虚無僧の末路もほど遠くない中、
先日の甲州市、そして今日の蒲原と、呼んでいただき、
尺八を聞いてくださる方がおられるのは“稀有なこと”と
感謝である。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking


6/28 蒲原でライブ

2008-06-29 03:04:57 | 虚無僧日記
今日6/28(土)は、静岡市蒲原(かんばら)で
ライブ。会場は、かつて歯科医院だったという
五十嵐邸。

午後1時から「静岡のロマンを探る会」主催の
写真コンテスト表彰式。

2時から「琴・尺八コンサート」で、来聴者は
60名ばかりで満席となったが、なにせ私邸だか
ら冷房がない。蒸し暑く、窓を開放しているから、
音が響かない。演奏会場としては最悪。

それに、観客の大半が、写真コンテストの入賞
式に来たのであって、琴・尺八の演奏を聞きに
来た方ではない、というのも難しい条件。関心
の無い人に、いかに興味を持ってもらえるか、
それが、プロとしての芸の見せ所。

また、来場者の多くが、蒲原の住民ではなく、
沼津、富士、静岡、名古屋からと、よそから
来られた方というのも、想定外だった。

一方、蒲原と静岡、富士市の尺八愛好家の
方も数名来ておられた。あれこれ組立て直し、
虚無僧と一休の話で通した。

虚無僧というもの珍しさで、なんとか喜んで
もらえたようだ。先日の甲州市にひき続き、
今日もまた百戦練磨の体験の一つとなった。

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明日蒲原でライブ

2008-06-29 02:51:43 | 虚無僧日記
明日6/28(土)14:00~16:00 静岡の蒲原で「尺八・筝コンサート」

会場は、大正時代に歯科医院として建てられたという
国登録有形文化財の旧五十嵐邸 054-385-2023
主催は「静岡のロマンを探る会」054-247-3729 (池田様)

ヤマハの竹内氏の紹介で、浜松の楽器店「尚雅堂」さんが窓口。
前日の今日になって主催者の池田さんに電話を入れてみた。

「なつかしの洋館」写真コンテストの表彰式と抱き合わせで、
記念コンサート。今のところ来場者60名。地元の尺八家の
方も「一路」を知っていたとのこと。以前静岡で聞いたとか。
どなたかな?

虚無僧と「一休語り」が期待されているようだ。
これからは、尺八の歴史だの、普化宗がどうのと、知識を語る
のではなく、自分を全面に出して演奏しようと考えている。

筝は笹野大栄。昨日、我家に来てもらい猛特訓した。
準備万端。明日は成功したい。

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