現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

終わりの始まり

2008-06-24 21:44:24 | ブログ
『終わりの始まり』元死刑囚岡下香元が2年前に出版した歌集。
“元”というのは4月に死刑執行されたからだ。
 
  明日迎えが来るかもしれない 
       その恐怖が強い分 今日の輝きが増す

遺書には
 「死は決して悲しくはありません。きれいな心を
   取り戻し、償いのため、未来へと旅立てるのです」と。

「迷いのない穢れのない彼岸(ひがん)に渡る悟りの
境地が涅槃(ねはん)。死は涅槃の境地に入ること」と
仏教は説く。正にその心だ。

毎朝9時、扉が開くか否かの恐怖。極限の中での生。
自分も、明日の命が判らぬのは“死刑囚”と同じだ。

 「大切な一日それなりの生き方がある。残された人生の
  最初の日」

このことば『元気が出る今日のことば』でも取り上げられ
ていたが、岡下死刑囚の言葉と知って重く受け止める。
それにしても忘れない名前だ。“岡下=おか(犯)した”
では。
 
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自殺者3万人超

2008-06-24 21:36:12 | 社会問題
硫化水素自殺問題、社会はどう対応するべきか(ニュース畑) - goo ニュース
自殺者33,000人。うつ病による自殺が6,000人。
硫化水素による自殺が、半年で500件超 とか。

日本は古来、「切腹、腹切り」と自死を美化して
きた。「自決」は責任の取り方の一つなのだ。中
高年の自殺も、家族を支えられない父親としての
責任感からか。私も家族を捨てた一人なのだが、
死ぬに死ねず生き恥を晒している。

列車への飛び込み自殺も3日とあけずに有る。
それで多くの人が多大な迷惑を被ることを、自殺
者は考えないわけがない。秋葉原の殺生事件にも
通じるが、孤独、周囲の無関心に、「せめて死ぬ時
くらい、世間を騒がせ、注目されたい」の心理なの
か。

自殺、通り魔事件、しっちゃかめっちゃか、異様な
時代になってきた。加害者にも被害者にもなりうる
時代だ。今までの価値観では論評もできなくなって
きた。

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飛騨牛偽装表示

2008-06-24 20:05:55 | 社会問題
飛騨牛偽装表示。食の偽装が問題になっている
中、“またか”いや“まだか”である。平然と
偽装を続けてきた神経が判らない。
「自分の所だけは」との思い上がりが、結局
従業員の内部告発?にやられた。

最近、あちこちで渋沢栄一の話を耳にする。
子供の頃から、儒教を学んで育った栄一は、
明治になって、数多くの企業を立ち上げるが、
彼は常に「道徳心に基づく経営」を説いた。
西郷隆盛や三菱グループを立ち上げた岩崎
弥太郎からも誘いを受けるが「金儲けしか
念頭にない経済政策や企業経営は、長続き
しない」と説いて、袂を別っている。

渋沢栄一は『日本資本主義の父』と言われ
ながらも、高度成長期、バブル期を通じて
「利益至上主義」の波に押しやられてきた
からだ。今こそ、渋沢栄一の説いた「道徳
経済合一」が見直されるべきだ。

先日、東京の実家に帰った。子供の頃から
見ていた掛け軸の書は「徳を養う」であった。
渋沢栄一は、書家として、このような額を多く
書き、人々に贈呈して「徳を養うことこそ大切」
と啓蒙活動をしていたのだ。

私は何が残せるだろう。


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沖縄戦没者慰霊

2008-06-24 07:54:38 | わが家のこと
6/23沖縄戦が終結した日、糸満市で戦没者の慰霊祭が
行なわれた。現在、県ごとに戦死者の名を刻した碑が
建てられているそうな。以前、妹が沖縄に行き、「福
島県 牧原〇〇とあった」と言っていたのを思いだす。

福島出身で牧原姓は分家筋の我家と、本家の2家しか
ない。戊辰戦争で、本家筋は、当主の一郎はじめ8名が
戦死。白虎隊生き残りの源六郎が、他の隊士とともに
東京に護送され、幽閉される。その子孫がそのまま
東京に居ついたか、その後の消息は不明である。

数年前、従兄弟の葬儀を行なった葬儀場で、「つい先日
“牧原一郎”という方の葬儀がありましたが・・・」と云わ
れて、名前から本家筋の人と直感した。沖縄で散った人は
その一族だろうか。

叔父から、こんな話も聞いていた。戦争中、料亭から
覚えのない請求書が来て、問い合わせると、会津連隊に
「牧原」と名乗る将校が来ていることが判った。彼に
問い合わせると「“牧原”と云うと皆“付け”にして
くれるので不思議に思っていた」と。(叔父は福島県一
の多額納税者として、東条内閣下の衆議院議員だった)
同一人だろうか。沖縄に行ってみたい。

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元に戻すには

2008-06-24 06:55:13 | ブログ
ブログ1週間お休みしたら、アクセス件数が
100件になってしまった。昨日150件。これを
500まで戻すには時間がかかりそう。

居合も1年さぼったら、小刀も振れないほど
腕の筋肉が落ちた。手甲がゆるゆるで、
コハゼがはずれてしまう。

虚無僧も1ヵ月休んだら、腹だけは出て、
体重が5kgも増え、階段上るのもやっと。

何事も“継続こそ力”なり。元に戻すには
3倍の努力が要ると知る。

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