6/30「朝起き会」での学び。
「人間」とは、明治時代まで「世間」という意味だったとのこと。
明治24年までに刊行された国語辞典『言海』には、「よのなか、
世間」と書かれてあるそうな。
昭和期まで「人間」は「社会的背景」が合わさった意味合いで
使われていた。「あなたはどうゆう人間ですか?」と問われれば、
「○○の仕事をしています」と、自分と社会との関わりを答えた。
最近は「おっちょこちょいな人間です」と、個人の属性を答える
ようになったと。
なるほど、それで詠めた。
織田信長で有名な「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、
夢幻の如く」は、「人の寿命は50歳」というのではなく、
「人間世界の50年は、下天(=天上界の最下層)でも何千年の
永きに渡って輪廻転生するのであるから、それに比べれば
ほんの一瞬にすぎない」という意味なのだ。そして「人間
に限らず、生きとし生けるもの、みなひとたびこの世に生を
受け、滅せぬもののあるべしや」と続く。意味が広いのだ。
一休の詩「天上人間独尊」も「天上の人=釈迦は独り尊し」
ではなく「天上もこの人間世界にあっても独り尊し」。
「人間」は「天の下の人間世間」の意味だった。
「人間に堕ちて野狐となる」も「人間=人」では意味が解けない。
だから「人間」は「じんかん」と読むのが正しいか。
「人間」とは、明治時代まで「世間」という意味だったとのこと。
明治24年までに刊行された国語辞典『言海』には、「よのなか、
世間」と書かれてあるそうな。
昭和期まで「人間」は「社会的背景」が合わさった意味合いで
使われていた。「あなたはどうゆう人間ですか?」と問われれば、
「○○の仕事をしています」と、自分と社会との関わりを答えた。
最近は「おっちょこちょいな人間です」と、個人の属性を答える
ようになったと。
なるほど、それで詠めた。
織田信長で有名な「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、
夢幻の如く」は、「人の寿命は50歳」というのではなく、
「人間世界の50年は、下天(=天上界の最下層)でも何千年の
永きに渡って輪廻転生するのであるから、それに比べれば
ほんの一瞬にすぎない」という意味なのだ。そして「人間
に限らず、生きとし生けるもの、みなひとたびこの世に生を
受け、滅せぬもののあるべしや」と続く。意味が広いのだ。
一休の詩「天上人間独尊」も「天上の人=釈迦は独り尊し」
ではなく「天上もこの人間世界にあっても独り尊し」。
「人間」は「天の下の人間世間」の意味だった。
「人間に堕ちて野狐となる」も「人間=人」では意味が解けない。
だから「人間」は「じんかん」と読むのが正しいか。