現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

立山

2009-07-08 06:37:35 | 虚無僧日記
地図には明るい方だが、山岳地帯は苦手だ。
立山、剣岳、黒部の位置関係がイマイチ判らない。
それで、昨日、思い立って黒部湖まで行ってきたのだ。

以前、富山から宇奈月温泉までは行ったことがある。
宇奈月方面から黒部峡谷を登り、立山を越えて、黒部湖に
下り、大町側に抜けるアルペンルートが開かれたが、
マイカーは通れない。関西電力が運営するトロリーバス、
ケーブルカー、ロープウェイを利用して、立山の反対側に
抜ける。今では、お年寄りでも、軽装で越えられる。

だが、400年前、富山の佐々成政は、この立山を厳寒の冬に
8日もかかって越えたのだ。日本登山史に記録されるべき
快挙。歴史では知っていたが、行ってみて、あらためて、
そのすごさを感じる。徳川家康の家臣たちは、その行動を
褒め称えもすれば、軽挙妄動とあざ笑う者もいたとか。

結局、佐々成政は家康を動かすことができず、すごすごと
同じ道を辿って富山に帰った。往復したのだ。



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