現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

黒四ダムへ

2009-07-07 20:14:13 | 虚無僧日記
7/7 突然思いたって、黒部ダムまで行ってきた。
早朝4時に名古屋を発って、中央道を松本の次の
豊科まで行き、一般道を大町経由扇沢まで走る。
マイカーはここまで。あとはトロリーバスでダム
まで行く。日本にもこんな大自然があったのかと
驚く。その雄大さに圧倒されるが、ここにダムを
造った人間の叡智と努力にも驚嘆する。

映画『黒部の太陽』でも知られるようになったが、
扇沢から資材を運ぶためのトンネルを掘るのが
大変だったのだ。破砕帯という軟弱な地盤にぶち
当たり、崩れる土砂と大量の水に悩まされたのだ。

売店のおじさんから、「戦前、仙人谷ダムの第三
発電所を建設した時は100度以上の熱湯が吹き出て、
300名もの犠牲者が出た。ここよりもっと大変だった」
と教えられる。吉村昭の小説『高熱隋道』は、黒部の
第三発電所建設にからむ話だったと知る。

それにしても、私は晴れ男。梅雨のさ中であるが、
走行中は降ったり止んだり。SAでの休憩時と、黒部
ダム見学の間だけ晴れた。名古屋から往復500km。
15時間の旅。平日とあって観光客はお年寄りの
ツアーのみ。空いていて快適であった。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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