山水氏からFax。「福田蘭童の『新日本膝栗毛』に“明暗箱”と
書いてあります」と教えてくれた。
福田蘭童は明治38年生れ。巻頭に「私が20歳の春」とあるので
大正末期。「赤い襦袢に袈裟衣、“明暗箱”に天蓋といった扮装で
虚無僧の旅に出発した」とあり。P.37には「明暗と書いた“喜捨箱”
を肩からぶらさげて」と。
福田蘭童は、明治の画家青木茂と福田タネの子。蘭童の子が
クレージーキャッツの石橋エータロー。妻子ありながら女優
川崎弘子を強引に奪い、“プレーボーイ”と騒がれた。
横山勝也の父、蘭畝の尺八の師でもある。戦後、ラジオの
『笛吹き童子』で世に知られたが、尺八界では異端児。私の師
堀井小二朗とも親交があった。
『新日本膝栗毛』は昭和27年刊行。自分の虚無僧体験を書いた
本なので、20歳の時、大正時代、すでに「明暗」と書いた「偈箱」が
一般的であったことになる。しかし「偈箱」という言葉は使って
いない。「偈箱」は最近のようである。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
書いてあります」と教えてくれた。
福田蘭童は明治38年生れ。巻頭に「私が20歳の春」とあるので
大正末期。「赤い襦袢に袈裟衣、“明暗箱”に天蓋といった扮装で
虚無僧の旅に出発した」とあり。P.37には「明暗と書いた“喜捨箱”
を肩からぶらさげて」と。
福田蘭童は、明治の画家青木茂と福田タネの子。蘭童の子が
クレージーキャッツの石橋エータロー。妻子ありながら女優
川崎弘子を強引に奪い、“プレーボーイ”と騒がれた。
横山勝也の父、蘭畝の尺八の師でもある。戦後、ラジオの
『笛吹き童子』で世に知られたが、尺八界では異端児。私の師
堀井小二朗とも親交があった。
『新日本膝栗毛』は昭和27年刊行。自分の虚無僧体験を書いた
本なので、20歳の時、大正時代、すでに「明暗」と書いた「偈箱」が
一般的であったことになる。しかし「偈箱」という言葉は使って
いない。「偈箱」は最近のようである。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。