現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

池宮彰一郎って?

2010-12-15 21:30:40 | 虚無僧日記
「池宮彰一郎」と「池波正太郎」とを混同していた。
二人共、偶然1923年(大正12年)、関東大震災の年、
東京生れである。

「池宮」は、はじめ、映画の脚本家であり、代表作は、
1963年の『十三人の刺客』。作家としては、1992年、
69歳の時の『四十七人の刺客』。遅いデビューだが、
いきなり新田次郎文学賞を受賞し注目を浴びた。

一方の「池波」は、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『真田
太平記』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代小説を
次々に発表し、1990年に67歳で亡くなった。池宮は、
池波没後の作家デビューである。

池宮は、1999年『島津奔る』で、柴田錬三郎賞を受賞
したが、司馬遼太郎の『関ヶ原』との類似問題で、絶版・
回収となった。

その他にも、司馬遼太郎作品との類似問題で、作家活動を
停止した。

『十三人の刺客』は、今年、リメイクして公開されている。
主演は『最後の忠臣蔵』と同じく役所広司。

『最後の忠臣蔵』は、日米同時公開で「アカデミー賞に
ノミネートされるべき作品」との声も上がっているとか。
18日の封切りを前に、前宣伝が盛り上がっている。

池宮彰一郎も本望でござろう。


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香林院 (大石りく)

2010-12-15 15:30:39 | 虚無僧日記
池宮彰一郎原作の『最後の忠臣蔵』が、封切りを前に
盛り上がっている。しかし、内容はフィクションだが、
「大石内蔵助が、おかるという愛人に生ませた子を
守り育てるために、一生を捧げつくす」という話に
皆が、感動しているのは、私としては解せない。

「大石という男。妻子はさっさと離縁し、山科に閑居
して、他の浪士たちが、極貧にあえぎながら、本懐を
遂げるために、東奔西走している中で、祇園で遊びほうけ、
愛人に子まで産ませたのだ。とんでもない奴」とは、
誰も思わんのかいな。

正室の「おりく」さんが気の毒と思うのは私だけか。

ところで、その「おりく」さんは、その後どうなったのか、
調べてみてビックリ。

「りく」は、大石との間に3男2女をもうけている。長男の
良金は父とともに討ち入りに加わり、切腹。長女「くう」と
次男「吉千代」は早世。次女「るり」と三男「大三郎」が
無事成長した。大石良雄の人気が過熱したこともあって、
「大三郎」は、広島藩浅野本家に、父と同じ1500石で召抱え
られている。次女「るり」も浅野家一族の浅野直道と結婚。
正室「りく」も、広島藩から隠居料として100石を支給されて
いた。そして元文元年(1736年)68歳で亡くなり、広島の
「国泰寺」に葬られた、とのこと。幸せだったのだ。

「国泰寺」と聞いてびっくり。先日富山県高岡の「国泰寺」に
行ってきたが、その際、ネットで検索していて、広島にも
「国泰寺」があることを知った。開基はなんと「安国寺恵瓊」。
その寺に、大石内蔵助の正室「りく」の墓があるとは。

歴史は、いろいろ知識が積み重なってくると、どんどん
つながりができてくるので面白い。


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徳田葱(ねぎ)

2010-12-15 09:34:46 | 虚無僧日記
岐阜の知人からネギが送られてきた。太さが
3~5cmはある。ぶっとい。ギョギョギヨである。
好き嫌いは無いが、葱だけは「ちょっと」である。
しかし、いただいたものは、すべて口にする主義。
これも修行の内。

まずは1本を「すき焼き」にしてみた。肉より葱
の方が多い。そして肉より「旨い」。トロける感触。
葱臭さは全然ない。

次に1本を焼いてみた。赤味噌で食べてみる。中の
柔らかいところが甘く、果物のようである。葱が
こんなにおいしいとは。巨大なネギを2本も食べて
しまった。

ネットで調べてみると、岐阜県の特産品で「徳田ねぎ」
という種類らしい。

最近「ねぎ屋」という店が繁盛している。「ねぎ専門店」
とは意外だが、先日、ラジオでも、女子アナが、ルポし、
「葱は苦手な私でしたが、食べてみたらおいしい!」と
言っていた。同感!。

葱は風邪の予防にも良いとか。体も温まる。今日は、
寒気襲来で本格的な冬の到来とか。葱食べて、体も
ほっかほっか。虚無僧に行くべい。



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12/14 虚無僧49日目

2010-12-15 07:43:45 | 虚無僧日記
12/14 今日で49日目ということは、「7週間経った」と
いうことか。あと1日で 50日。これで半分だ。

昼間は11月初旬の暖かさ。ぽかぽか陽気。そのまま、
夜8時までは暖かかった。尺八もビンビン鳴る。
ボーナスも出たのだろうか。懐も暖かいサラリーマン
が、ほろ酔い加減で通り過ぎて行く。

「あ、居た いた。コムソウ」

「このひとねぇ・・・・・なんだよ」

(・・・・)部分聞こえなかったが、私を知っている人が
友達に説明でもしていたか。

9時、前の階段に、若い男女のグループが腰掛けて、
しばし、缶ビールを飲みながら歓談。私の尺八がBGM。

ところが、10時を過ぎると、突然、冷たい北風が吹き
始め、気温はどんどん下がっる。天気予報通りだった。

寒風に耐え、吹いていると、漸く若者が「頑張って
ください」と、チャリン。(ああこれで、やっと帰れた)


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