ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が、癌に侵され、四度の
摘出手術を受けて、癌と闘っている心境を語っている。
癌と宣告された時、家族は嘆き悲しんだが、当の自分は、
むしろ強い好奇心で癌患者の自分を観察してやろうという
意欲が湧いた。
興味津々で受けた手術は、麻酔で眠っているうちに
あっというまに終わってしまったが、その後が大変。
夜中に、激しい痙攣が起き、ナースコールのボタンを
押すこともできない。運よく見回りに来た看護士に
助けを求めると、「手術後にはよくあることです」と、
震え続ける自分を残して スタスタ行ってしまった。
医者や看護士には当たり前の経過でも、患者にとっては
初めてのこと。事前に説明でもあれば安心するものを
一時は「死ぬのか」と不安に怯えた。
その後、癌は肺や肝臓にも転移して、四度も手術を
受ける。ここまで進行すれば「死」を意識せざるを
得ないが、自分は「死」は いつかは必ず訪れるものと
達観している。
「残された時間は長くはない」と意識はじめたことで、
残された日々を大切に 力いっぱい生きようと、新しい
ことに挑戦することにした。スポーツジムに通い、
さらに社交ダンスも再開。
がんになった“おかげ”で、規則正しい生活を心がけ、
心身ともに健康になった。仕事も以前より3倍に増えて、
今が一番忙しく、充実した人生を送っている と。
癌患者のみならず、多くの人を勇気付けてくれる話だ。
摘出手術を受けて、癌と闘っている心境を語っている。
癌と宣告された時、家族は嘆き悲しんだが、当の自分は、
むしろ強い好奇心で癌患者の自分を観察してやろうという
意欲が湧いた。
興味津々で受けた手術は、麻酔で眠っているうちに
あっというまに終わってしまったが、その後が大変。
夜中に、激しい痙攣が起き、ナースコールのボタンを
押すこともできない。運よく見回りに来た看護士に
助けを求めると、「手術後にはよくあることです」と、
震え続ける自分を残して スタスタ行ってしまった。
医者や看護士には当たり前の経過でも、患者にとっては
初めてのこと。事前に説明でもあれば安心するものを
一時は「死ぬのか」と不安に怯えた。
その後、癌は肺や肝臓にも転移して、四度も手術を
受ける。ここまで進行すれば「死」を意識せざるを
得ないが、自分は「死」は いつかは必ず訪れるものと
達観している。
「残された時間は長くはない」と意識はじめたことで、
残された日々を大切に 力いっぱい生きようと、新しい
ことに挑戦することにした。スポーツジムに通い、
さらに社交ダンスも再開。
がんになった“おかげ”で、規則正しい生活を心がけ、
心身ともに健康になった。仕事も以前より3倍に増えて、
今が一番忙しく、充実した人生を送っている と。
癌患者のみならず、多くの人を勇気付けてくれる話だ。