現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「こまどり姉妹」

2012-12-24 17:46:48 | プロとアマ
「困った困った“こまどり姉妹”」とギャグ飛ばしても
ご存知の方も少なくなったか、双子の歌手「こまどり姉妹」。

月刊誌「清流」で、初めて知った その苦労の渡世。

昭和13年生まれというから、私より10歳上。75歳!?。
北海道厚岸(あつけし)で生まれ、樺太に渡った。戦後、
樺太からの引き上げで、喰うや食わずの極貧生活。
母の“門付け(乞食)”について周り、歌を歌って
わずかの銭を得た。しかしそれでも家賃を払えず、
夜逃げして東京に出、見よう見まねで三味線を覚え、
浅草を流した。何十軒廻って、ようやく一軒の店で
入れてもらい、声がつぶれるまで歌った。

「歌が好きで歌手になったのではない」と言う。
生きるため、金を得るため、歌うしかなかった。

スターの座に上り詰めても、芸能界は厳しい。妹が
熱狂ファンに襲われ重傷を負い。さらに 交通事故、
事務所の脱税、妹のガン闘病と次々に 不幸が降りかかる。
スターの座から転げ落ち、借金まるけの生活。

「今だって、お金があればステージなんかに立ちません。
この歳になってもお金に苦労する運命なのですねぇ」と
本音で笑いをとる。客の心を掴むのは、長年のキャリアだ。

今や75歳。顔の皺を厚化粧して、温泉旅館や老人施設、
健康センターなどで“流している”そうな。

今年 10月10日、ゆうぽうとで開催された「秋の歌謡
フェスティバル」に出演。二人の苦労人生を知っている
世代が、なつかしがり、応援し、喜んでくれる。

壮絶・・・・。 私は10年後、まだ頑張れるだろうか。

「あさみちゆき」

2012-12-24 17:13:53 | プロとアマ
公園の歌姫」。井の頭公園での路上ライブから
一躍メジャー歌手になった「あさみちあき」さん。
月刊誌『清流』に大きく紹介されていました。

鮨屋で」「青春のたまり場」などがヒットして
スターになった今も、月に一度、井の頭公園での
ライブを続けているという。

「ここが私の原典なんです。たくさんのお客さんに
元気をいただいています」と。小学6年生の時、
兄を亡くしている。「大好きだったお兄ちゃんの
分も夢を追いかけて」と、一人上京し、自己流で
歌を練習した。

芸名の「あさみ ちゆき」は、兄の「智幸」から。
公園での苦労話しは、私の体験と同じだ。

その後、杉本真人、阿久悠に見出されて、レコード
大賞、日本有線大賞、音楽賞と、賞を総なめ。

今や、公園での無料ライブには500人以上が
集まる。人気の秘密は「人知れぬ寂しさや苦しさを
味わいながら、一途に夢を追い続けてきた“語り部”
として、優しさや温もりを共感しあう」ことだ。

「魂の書」 金澤翔子

2012-12-24 16:20:56 | プロとアマ
NHK大河ドラマ『平清盛』には失望したが、あの題字を
書いた「金澤翔子ちゃん」に注目!。昭和60年生まれ、
ダウン症の“かわいい”女の子だから、あえて「ちゃん」
付けさせていただいた。「さん」も「氏」も彼女には
ふさわしくない。号は「小蘭」。

本も出ているので、ネットでも見れるが、月刊誌『清流』に
毎号 掲載されているのを見て、とにかく驚いた。

師の「柳田泰雲」氏が「俺、もう書家やめようかな」と
呟かれたほど、すごい、凄い、すごすぎる。

母親の「金澤泰子」さんが書き添える文章が また
すばらしい。

「小学校4年生の春、翔子は知的障害ゆえに、普通学級への
登校を拒否された。やるせなさを私たちは般若心経の272
文字にぶつけた。私に叱られながらも翔子は書き続けた。
来る日も来る日も・・・・」という文が添えられて、10歳の
時の「般若心経」が掲載されている。バランスを無視した
自由闊達な筆遣いは「一休」の書に似ている。

そして「魚」という字は、象形文字のだ。
その添え書きは「いじめの標的になっていた弱々しい
金魚が、ある日、水槽の外に飛び出して死んでいた。
自ら別世界を選んだのだ。苦しみの果てに、翔子も
書という別世界をもった」と。もう書を見て涙が出る。

「月光」は、まさに「兎が飛び跳ねているよう」。
「翔子は月だとつくづく思う。今は、たくさんの人に
照らされて、中空に浮く」と。

「海」などは、「さんズイ」が翔子ちゃんの姿、その
すぐ側に「母」がいます。たしかに そのように見える
から不思議。

「飛翔」に至っては、「神が降りてきた」と言わしめる、
その通りだ。

「至福」の「至」は、天真爛漫な翔子ちゃんの顔に見える。
ダウン症の子に希望と輝きを与える「金澤翔子さん」に拍手!

「路上から武道館へ」達成!「宮崎奈穂子」

2012-12-24 09:01:50 | プロとアマ
「路上から武道館へ」で検索したら、すでに
達成して、今年の11月2日に、めでたく
武道館でコンサートを行った人がいました。
シンガーソングライター「宮崎奈穂子」。

路上から武道館へ」というプロジェクトが
あるそうで、「15,000人のサポーターを集めると、
【日本武道館での単独公演】ができる」というもの
だそうで、昨晩名古屋駅前で見た「Chiaki」さんも
それに挑戦しているのだと解りました。

宮崎奈穂子」さんは、2007年に歌手デビューし、
2010年の7月11日~2011年7月10日の1年間(365日)で
15,000人のファン会員募集に挑戦し、2011年の
7月1日に見事 15,000人を達成。売り上げたCDは
実に8万枚とか。2億4千万円だ。

普通、プロダクションやレコード会社を通しての
市販だと、本人には一枚につき 200円の著作権料
しか入らないが、全部、直接販売というのですから
すごい。いやはや、今や女性の時代。


ところで今夜(12/24)は、札幌ドームで「SMAP」の
コンサート。「SMAP」は「シングルの売り上げ
2千万枚、コンサートの観客動員数1千万人突破」と
いいますから、もう桁違いですな。

そう、私のマネージャーの鈴花は、娘「ナナお嬢」と
昨日から札幌入り。今晩も札幌に泊まって、明日の
お帰り。私は2日間、路上ライブで~す



路上から武道館へ「Chiaki 千晶」

2012-12-24 02:51:45 | プロとアマ
12月23日、クリスマス前の日曜日というのに
名古屋駅前の人通りは少ない。冬休みにはいって
20代の若者ばかり。

路上ライブも三組だけ。その中で一人、目を引く、
女性がいた。声質と声量が素人ではない。しばらく
立ち止まって聞いてみた。私の他にも数人立ち止まって
聞いていた。

CD案内のチラシを見ると、「路上ライブから武道館
に向けて、1万5千人のファンを作る
」という目標を
掲げて、東京、横浜、名古屋、大阪他、毎日どこかで
路上ライブを行っているという。

オリジナル曲『千羽鶴』は、バラード調のスローテンポで、
歌詞がハッキリ聞き取れる。だからか、道行く人も、
しばし足を止めて聞いている。

CD売り上げに協力しようと思ったが、すでに、通算
3万枚を売ったとのこと。1枚 3,000円で、3万枚だと
9千万円 稼いだことになる。帰宅してさっそく
ブログとホームページを見ると、「今日一日で180枚
も売れた」とのこと。54万円の売り上げだ。
私は540円。この差は何じゃ?

畏れいりました。虚無僧さんは“根性無し”じゃのォ。
いや“欲”が無いのじゃ”とは“言い逃れ”。

http://www.youtube.com/watch?v=1Q3DOFEkz1s
http://www.youtube.com/watch?v=4aVg8JzobOo