現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

三味線が若い女性に人気!?

2012-12-30 10:27:14 | 私の尺八遍歴
「人に見せられる芸」で「自分磨き」 三味線が若い女性に人気(産経新聞) - goo ニュース


年の瀬の12/30 産経新聞で、邦楽家にとっては朗報。
「三味線が若い女性に人気」とか。

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長唄や民謡に欠かせない三味線が、「自分磨き」を目指す
若い女性の間で、習い事として人気が高まっている。

西洋音楽に比べ、一般的ではなかった邦楽だが、日本人の
心のふるさととして復権しそうだ。

「人と違う楽器を演奏したい」、「三味線一丁で人前で
演奏できる」。「結婚式などで演奏すると喜ばれるので、
人に見せられる芸を身につけたい」とのニーズもある。

長唄の杵家会でも若い女性の入門が多いという。

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イェイ。 たしかに、名古屋でも「長唄、小唄」の会は健在だ。
さすが“芸どころ”名古屋である。あるパーティで、若い女性が
やおら三味線で 長唄『元禄花見踊り』を演奏し出したのには、
私も目がテンになった。注目度 抜群だった。

「阿部総理」の保守反動には戸惑うが、「美しい日本づくり」
の一環で 邦楽を推奨してくれるのは、我々邦楽家にとっては
追い風。さっそく1月に「A小学校」から 「琴と尺八の出張授業」の
依頼が来ました。ニーズはあるようです。

猿に変身させられたキリスト

2012-12-30 09:57:44 | 社会問題
スペイン発・これが「世界最悪の修復画」 キリストがサルに…リオも、ムンクも(産経新聞) - goo ニュース

全く、何が善で何が悪なのかわからない。
スペイン北東部の街ボルハの教会で“大事件”が起きた。
柱に掲げられていたキリストの絵を、自称「画家」の
80歳になる「ヒメメスおばあちゃん」に修復を
任せたところ、キリストが毛皮を着たサルに変身して
しまったのだ。

その“最悪な修復画」がインターネットなどを通じて
世界を巡り、今や超有名な「キリストの迷画」となった。

事態はさらに進行し、猿顔のキリストの像が パロディー
となってあふれ、便乗商法まで登場。教会には観光客が
殺到した。教会も1人1ユーロの観覧料を取り始めて
ボロ儲け。

修復された画をデザインしたTシャツなどのグッズが
販売されると、今度は「ヒメネス」さんが「知的所有権
(著作権)」を請求する動きとか。

まともに修復されていたら、今後もずっと「無名」の
ままだった、この「キリスト画」が、「最悪」ゆえに
一躍有名になり、教会と「ヒメネス」さんに知名度と
富みをもたらした。

まったく何がヒットするかわからないネットの力。
一攫千金を夢みるべい。

講演についての感想が

2012-12-30 09:33:34 | 私の尺八遍歴
先日の「佐倉三田会」での講演について、感想が寄せられました。

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・期待以上の講演で皆が聞き入っており大変良かったと思います。
・向井萬起男氏も面白い内容でしたが、今回の牧原さんの講演、
 演奏も出色でした。
・今回も興味ある話でいい企画だったと思います。
 お陰で勉強させてもらいました。

・カラオケの伴奏もしてくれて雰囲気が盛り上がり、印象に残る
 パーティーになりました。
・尺八とあわせていただきありがとうございました。♯の曲に合わせて
 いただき、さすがにプロは、西洋楽器(ピアノとフルート)にも
 すんなり合わせ下さるのだと、後になってわかりました。

・牧原さんが一休さんに関する本を書かれたら、是非、購入して読み
 たいと思っています。今後の活動もご報告いただけたら幸甚です。

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クリスマスのファミリーパーティに「一休さんと尺八」では
いかがなものかと私自身も思いましたし、幹事の方々も不安
だったようですが、皆様、真剣に聞いていてくださり、反応は
上々でした。

佐倉市には「国立歴史民俗博物館」があり、そこに展示
されている「洛中洛外図屏風」に 1500年代の虚無僧の絵が
描かれていたことが、虚無僧を身近に感じていたいだたけた
ようです。

一昨年のゲストは「海江田万里」氏、昨年は、女性宇宙飛行士
「向井千秋」さんの夫「向井萬起男」氏でしたので、私も
気合いれました。

なお「海江田万里」氏は私の妹と、「向井萬起男」氏は
高校の同級生でした。

幕末蝦夷地の会津藩領

2012-12-30 08:34:14 | 会津藩のこと
昨年(2011)年11月、NHKでしたか、番組名を忘れたが「歴史の
スクープ」として、「幕末の慶応4年(1868)戊辰戦争のさなか、
会津・庄内ニ藩が領有する北海道をプロイセン(現ドイツ)に売り渡し、
軍事援助を得ようとしていたことが、ドイツ側の史料で明らかに
なった」と報道されました。

そのことを、このブログでも紹介しまたが、その記事について
「誤り」を指摘するコメントが寄せられました。

「北海道の東側は会津藩、西側は庄内藩(山形)領だった」と
書いてますが、当時は北海道ではな蝦夷地であり、網走と
留萌周辺のみであり、また、幕府の命によって行われた事業で、
正式には江戸幕府の領であります」と。

ま、ご指摘とおり、当時は「蝦夷地」です。現北海道は、海岸辺
から開拓されましたので、「東半分」「西半分」とは言っても、
海岸付近のみです。その点は、TV番組でも「北海道の東半分と
西半分、つまり全土をプロイセンに売り渡そうとしていた」と
センセーショナルに報道されていたことに、私も疑義を感じて
いました。


幕末、蝦夷地の会津藩領
を見ますと、東蝦夷地(現・北海道太平洋岸)の ネモロ場所のうち
「後の根室国標津郡、目梨郡。西蝦夷地(現・北海道オホーツク海岸)の
モンベツ場所(後の北見国紋別郡、常呂郡)、シャリ場所(後の北見国斜里郡)
とあり、会津藩が「京都守護職」を拝命により、その賄いの為に
加増された地ですから「会津藩領」です。ただし「網走郡」だけは
「預かり地」だったようです。

山国会津では、網走で獲れた「塩鮭」や「昆布」などの海産物が
新潟経由で運ばれて来、貴重な食料でした。


ネモロ場所 (根室県へ割譲)
後の根室国/標津郡以北
西蝦夷地 モンベツ場所 (根室県へ割譲)
後の北見国/紋別郡、常呂郡
シャリ場所 (根室県へ割譲)
後の北見国/斜里郡、

Aさんの死

2012-12-30 03:54:07 | 社会問題
Aさんが亡くなった。60歳。1年ほど前、35も歳の離れた
若い妻を娶って、幸せの絶頂だった。彼女とドライブ中、
岸壁から海に転落しての水死。彼女は助かった。

結婚した時、若い妻のためにと 8,000万の保険契約を
結んでいた。事故死なら「災害特約」もついて1億6千万の
保険金が降りる。

警察は若い妻を疑った。保険金目当ての殺人ではないかと。
調べの過程で、Aさんは若い妻をもらったものの、
いさかいが絶えず、こんなはずではなかったと随分
悩んでいたようだ。覚悟の心中かとも思われる。

自殺となると保険金はおりない。事故当時の状況に
ついては、妻は助手席で眠っていて「何も覚えていない。
気がついたら海にダイビィングしていた」の一点張り。


さて、殺人事件となるには、検察は、妻の殺意の有無、
転落が妻の仕掛けたものとの証拠を示さなければ
ならない。

自殺とするには、保険会社は動機と自殺へのプロセスを
立証しなければならない。

事故にするならば、妻は、事故に至る必然的な過程を
釈明しなければならない。

まさにサスペンスドラマだ。結果はいかに。