現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

中学生でも「弁償責任」

2011-03-18 10:43:41 | 社会問題
「中学生とぶつかっての事故」。どうやら、中学生同士が
ふざけあっていて、バッグが当たって、後ろ向きに転倒
したようだ。瞬間のことで 目撃者がいるわけでもなく、
その中学生の「責任」が問えるのか、その辺の事情に
ついては、「その子の将来を考えると」と、家族は口を
閉ざしている。

ネットで調べてみた。意外だったのは、法律的には、
「中学生ともなると、賠償責任は 本人であって、親には
支払い責任は無い」そうな。あくまで、中学生自身が、
一生かかってでも 働いて償っていかねばならない。
法律的には「親は カンケェねえ」か。

最近、「自転車に乗った中高校生が 加害者となっての
傷害致死事故が相次いでいる」とのこと。その判例では、

「無灯火で自転車を運転していた中学生(当時14歳)が老女と
衝突し、老女が 頭部外傷による後遺障害2級の障害を残した。
(中学生の損害賠償金は約3,120万円)

中学生が自転車事故の加害者になった場合、判例で 中学生にも
責任能力を認めている。したがって、中学生でも 損害賠償金は、
就職して給料が貰えるようになってから支払うことになる。

ところが、民法第714条で「責任弁償能力のない者の責任は、
監督義務者がその責任を負う」としているので、被害者は、
加害者の親等に対して損害賠償請求をすることができる。

なんだ、やはり、親に 弁済責任があるのだ。法律は、ほんとに
回りくどい。結論を先に言ってほしいものだ。


個人賠償責任保険

2011-03-18 10:27:01 | 虚無僧日記
通行人同士がぶつかって怪我をした場合でも「交通事故」となる。
但し、故意でなく「過失」の場合は「民事事件」扱いとなる。

そこで、加害者となった時のための備えが『個人賠償責任保険』だ。
これは「単品」では売ってなく、『自動車保険』や『傷害保険』の
特約としてつける。『自動車保険』の特約であっても、『個人
賠償責任』を付けておけば、「本人だけでなく、家族の誰かが、
車の運転以外でも、他人にケガをさせたり、他人が保有している
モノを壊したりするなど、法律上の損害賠償責任を負った場合に、
被害者に対して 損害賠償金が払われる。

「偶然に起きた事故」が対象であるため、故意に他人を傷つけたり、
モノを壊したりした場合や、借りていたモノの破損による損害賠償、
天災に起因する事故などについては 「支払いの対象外」とのこと。

日常生活の中で、人は誰でも“ 加害者 ”となりうる“ 危険 ”を
抱えているのだ。


どんどん「断捨離」

2011-03-17 09:16:08 | 虚無僧日記
「断捨離、ダンシャリ」毎日 呪文のように唱えて「断捨離」断行。

スキーウェアやステージ衣装など、ゴミ袋 6袋も捨てた。
東北の被災地に送ってあげたいのは山々だが、個人の荷物や
古着は受けつけないとのこと。輸送手段も限られてきたようだ。

一度も着ていない着物を「買取専門店」に持っていったら、
一着 500円だった。それでもいいか、気持ちはサッパリした。

ビデオテープにカセットテープ。もう何年も、見ることも聞く
こともない。とりあえずダンボールに詰め込んで、棚を捨てた。

その勢いで、11もある本棚のうち3つを、ベランダに出した。
本棚こそ、地震があれば 倒れてきて危ない。全部捨てたい。
読まない本は、図書館で引き取ってくれる。ダンボール3箱分を
図書館に持って行った。

とにかく、部屋に物を置くスペースは1割、押入れやクロー
ゼットの中は7割にしたい。まだまだ 有る。

こうして、部屋が空いたら、「東京のおっかさん」が、名古屋に
避難してきても大丈夫。大震災のお蔭で「断捨離」が断行できた。

60年前は、ケータイも、マイカーも新幹線も高速道路も無かった。
電気も 60wの電球が一つ、部屋の真ん中にあっただけだった。
エアコンもヒーターも電気毛布も無かった。それでも十分幸せを
満喫できた。今は、あまりにも物が 余り過ぎ。それでいて、
電気や、電池が無いと、何もできなくなるとは おかしいでは<
ないか。と、お天道様が 鉄槌を 喰らわして くださったのだ。

石原都知事は「天罰」と言って非難を浴びているが、これは正に
増長した傲慢な人間への「天の啓示」だと、私も思う。

宝くじ はずれ

2011-03-16 00:57:44 | 虚無僧日記
「グリーンジャンボ 宝くじ」末尾1番違いで、
はずれぇぇぇ!

マネージャーに内緒で ひそかに貯めた 3,000円で
宝くじを買った。あの日、名鉄百貨店での「全国
逸品店」で、3,000円の「カツ・サンド」が 出品
されていた。どんなものか 買ってみようと、3,000円を
握りしめて、名鉄百貨店に向かった。

ところが、その入り口 手前に「名鉄宝くじ」売り場。
「億万長者が 10年で125人も出ている 全国有数の
当たり場所」の触れ込み。きれいなお姉さんの笑顔に
誘われて、ついフラフラと、3,000円 連番で10枚
買ってしまった。

それが1番違いで「ウン万円」ならず。「カツ・サンド」も
食べれず、夢も夢で終わり、3,000円が 300円に。
悲しいィィィ。

1億円当たれば、東北の被災地に寄付したのにぃ。

ついに静岡も地震被災

2011-03-16 00:15:45 | 虚無僧日記
母から「名古屋に引っ越したい」とのメール。
(シマッた!)。枕や毛布、敷布、寝巻類を 今日
捨ててしまった ばかり。

「名古屋に来ても、東海大地震が来るから、二重
被災になるよ」と返した矢先、夜 10:42 TVで
「チャララン、チャララン、緊急地震予報」。

名古屋も揺れた。いよいよ来たか。震源地は 静岡。
「東海大地震とは関係ない」とは 言っているが、
静岡の被害は 甚大のようだ。東名も通行止めに
なった。

今日一日、虚無僧は休業して、部屋中 大片付け。
倒れるものを無くし、割れやすいガラス コップや
茶碗類を ダンボール箱に しまった。

とにかく 持ちすぎ。茶碗もお椀も、皿も 10客分
以上ある。みな 貰ったものだ。独り暮らしには
不要だが、東京から親族を 受け入れても いい
くらい、食器 だけは 有る。捨てたいが、捨てられ
ない。

「断捨離、断捨離」。これからは 「くれる」と
言われても“ 断る ”勇気を 持とう。


母から電話

2011-03-15 17:25:49 | 虚無僧日記
私の両親は福島県の出身。東北には 親戚も多い。
私自身も 昭和50年代、保険会社の福島支部長を
していたので、福島県内に知人は多い。

テレビで報道される地域は、ほとんど 行ったことが
ある、思い出多い場所だ。なつかしい人々の顔が浮かぶ。

父は東京電力に勤務していた。
戦後まもなく、私が子供の頃、よく停電になるので、
わが家にも、苦情や 怒りの電話が かかってきた。
電話口で 謝っていた父の姿を 思い出す。

水力発電所や 火力発電所、原子力発電所も見学に
行った。父は「安全性」を強調し、最先端技術を
誇りにしていた。

今、東北で起きていることは、無関心ではいられない。
テレビを 付けっ放しにして見ている。

東京の母から電話がはいった。東京は「計画停電」で
暖房も止まり、コンビニに食べ物も無く、乾電池も
売り切れ。もう脱出した方が良さそうだ と。

とはいえ、名古屋に来る気はないようだ。「原発が
爆発するから」と、窓も締め切り、新聞も取りに
行っていないそうな。

「電話が通じにくい」ことを言い訳に、電話の1本も
掛けない親不孝者の私に代わって、私の娘や従兄弟が
母を 心配して 差し入れなどしてくれているそうな。
「それは、良かった、よかった」と言ったら「良いわけ
ないでしょ!」と怒られた。

だんだん 「断捨離」

2011-03-15 16:43:28 | 虚無僧日記
引っ越して来た時は、ダンボール箱だで、タンスも
無かったのに、トラック一台分の荷物がある。

地震と津波ですべてを失った方が居られるのに、こんな
ことを言っては 不謹慎だが、「津波で、みんな みんな 
さらっていって ほしい」。

今自分が死んだら、誰が処分するのか。200万は かかる
そうな。他人に迷惑をかけないためにも「 津波が 来た 」と
思って「 断捨離 」断行! 

ほんとに「 過去は 未来にない 」とは、鈴花の名言。

クローゼットに眠っている昔の「 舞台衣装 」は、もう
流行遅れで「 豚に衣装 」だ。二度と着ないのだから
捨てよう。

過去の「演奏会プログラム、楽譜、チラシ類、写真」など、
「思い出」なんて 他人には 不要のもの。過去の名刺、
住所録も、10年行き来の無い人は、今後の生活には
つながらない。

ビデオテープ、カセットテープ、レコードなど、もう
二度と見ることも、聞くこともない。捨てよう、捨てよう。

ああスッキリした。いかん いかん。「結果を想像しただけで
やった気分になって、その実、何もやらないタイプ 」と
診断された私でした。どこまで、やり切れるか。それが
自分を変える修行なのだ。

3/15 TV取材中止。「断捨離 」 断行

2011-03-15 16:34:17 | 虚無僧日記
テレビの取材が来るというので、部屋中大片づけ。
津波が来たと思って、何もかも捨てたいのだが・・・・。
「ダンシャリ、ダンシャリ・・・」と 呪文を唱えながら、
それでも6袋分の衣類を捨てた。

モスクワに行く時買った 極寒用の分厚いコートや 服、
手袋。モスクワで買った毛皮の帽子。日本ではとても
着る機会はない。

独り暮らしなのに、「誰かが泊まりに来た時のために」と、
布団 毛布 枕、寝巻き や 帯も5人分有る。

東北の被災地に送ってあげたいが、「衣類より現金が
良い」とのこと。送り先も判らないので 思い切って
捨てた。

そしたら「こういう事態なので、番組放映の見通しが
立たず、撮影も延期」とのこと。私も見捨てられたか。
「ガクッ!」

それならと、一日、徹底的に大片づけ。
「 捨てよ 捨てよと 勧めつつ、後で拾うは 寺の坊主 」と
鼻歌歌いながら 「 断捨離 」断行。少しは減った。腹も
減った。


偽ボランティア、偽募金活動

2011-03-14 10:47:23 | 虚無僧日記
行く先々で「災害支援の募金」活動を見かける。コンビにでも
レストランでもホテルでも、お寺でも、そして「街頭募金」の声。
学生が声を張りあげていると、つい寄付してしまう。

入れてから「あのお金どこに行くのだろう?」という疑いの心も
出る。詐欺まがいの「偽ボランティア」や「偽募金団体」が横行
しているそうな。

ネットで見れば、今は「募金活動」に 許可は 要らないとのこと。
今は誰でも「募金」が できるそうな。
かつては、多くの自治体で「街頭募金規制条例」というのがあり、
街頭募金をしようとする者は、予め(10日くらい前に)、目的、
募集金額、場所、期間、責任者、経費、募金の処理方法などを
明記して申請し、自治体の長の認可を受けるものであった。

しかし この制度は、行政認可という「お墨付き」を 逆に悪用
されることがあったり、規制緩和もあって、その多くが廃止された
とのこと。

疑うなら、NHKや日赤、自治体に持っていけばよいのだが、
一生懸命「募金」活動している人の心に報いてあげたいとも
思う。裏返せば、虚無僧の私に喜捨される方も同じ思いか。


チェーンメールは犯罪です

2011-03-14 09:51:17 | 虚無僧日記
ケータイを持たない私には関係の無いことだが、チェーン
メールが問題になっているそうな。

「このメールを、すぐ あなたの友達にも送ってください」
というメールだ。今回は「関西電力の知人から」として、
「電力を東京にも 供給するので、節電に努めよう」という
趣旨。

ラジオや新聞で「中部と関東では周波数が異なるので
電気の供給はできない。デマです」と、呼びかけている。

「放射能が大気中に流出したので、窓を閉めて、一週間は
部屋に閉じこもるように」とか「とろろ昆布を食べると
良い」などというメールも出回っているそうな。

一体、誰が何のために流すのだろう。ネットで「チェーン
メール」で検索すると、チェーンメールの例文まで紹介
されている。それをそのまま流せばいいようになっている。

一方「チェーンメールを流すことは 犯罪です」というサイトも
あった。コンピュータ利用の規約で禁止されているとのこと。
ところが「チェーンメールを受けてお悩みの方、ご相談は
こちらへ」と、住所・氏名、メールアドレスを入力させる
ようにもなっている。これも怪しい。もう、何を信じてよいか。


今回の大災害で、ケータイがつながらず、全く機能しなかったとも。
ある大手生保では、職員の安否確認をする一斉メールのシステムが、
今回の災害では 全くつながらず、本番で 機能していないという。

チェーンメールも、電波妨害に一役かっているわけだ。何の得にも
ならないチェーンメール。「愉快犯」というより「不愉快犯」。

それが、「えっ! あの人が?」というような まじめな親しい友人
から、大真面目で来るから 驚く。