現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

Aさんの死

2012-12-30 03:54:07 | 社会問題
Aさんが亡くなった。60歳。1年ほど前、35も歳の離れた
若い妻を娶って、幸せの絶頂だった。彼女とドライブ中、
岸壁から海に転落しての水死。彼女は助かった。

結婚した時、若い妻のためにと 8,000万の保険契約を
結んでいた。事故死なら「災害特約」もついて1億6千万の
保険金が降りる。

警察は若い妻を疑った。保険金目当ての殺人ではないかと。
調べの過程で、Aさんは若い妻をもらったものの、
いさかいが絶えず、こんなはずではなかったと随分
悩んでいたようだ。覚悟の心中かとも思われる。

自殺となると保険金はおりない。事故当時の状況に
ついては、妻は助手席で眠っていて「何も覚えていない。
気がついたら海にダイビィングしていた」の一点張り。


さて、殺人事件となるには、検察は、妻の殺意の有無、
転落が妻の仕掛けたものとの証拠を示さなければ
ならない。

自殺とするには、保険会社は動機と自殺へのプロセスを
立証しなければならない。

事故にするならば、妻は、事故に至る必然的な過程を
釈明しなければならない。

まさにサスペンスドラマだ。結果はいかに。

来年の運勢

2012-12-27 20:55:57 | 虚無僧日記
2013年は“変革の年”だそうです。
ネットの「無料占い」を見ますと、みな そのように書いています。

曰く「来年は『五黄土星』。“大地”の象徴。天変地異や大事件が
発生しやすい年。すべてを破壊する荒々しい力があると同時に、
滋味豊かに万物を育てる働きもある。そのため、重く暗い雰囲気を
吹き飛ばそうとするかのような明るいエネルギーが、それぞれの
人の上に降り注ぐ」と。

「国家や会社組織の中では組織や運営の変革が起こっていきますし、
個人では自分自身の生き方や考え方に対して、変革が必要になって
きます」ですって。

私自身については?、まず「性格占い」から

「一見すると大変穏やかで控えめな性格に見えますし、洗練された
上品な雰囲気がありますから、争いなど無縁と思われるかもしれません。
けれども、実は強い正義感の持ち主で、曲がったことが大嫌い。
間違っている、と思えば相手が上司や親であっても遠慮は……」

そそそ、そう、その通り! そそ それでぇ?

「新しい人生のスタートとなり得る一年です。この年のうちに
得られるチャンスや財産は計り知れませんし、それらが今後の
あなたの人生を支える大きな力になるということも間違いは
ありません」。

「間違いない」とは力強い。


「新しいことにとても敏感で、広告宣伝の世界や、小説家、
作曲家など、創作活動にも向いている」。

「進取の気性に富んでおり、“人と同じでは面白くない”と
考えるところがあるから、いろいろなやりかたを試そうとする・・」

ホントにその通り、「来年は、新しい世界が開ける」そうです。
楽しみですな。

喰うに困らぬ「ねずみ年」

2012-12-27 20:21:03 | 虚無僧日記
「ねずみ年の守護尊は 千手観音」だそうです。

「千手観音は 聖観音が変化した姿で 、千の慈眼と
千の慈手で、救いを求めるものの姿に応じて変化をし、
手を差し伸べ 救ってくださる」とのこと。

そんな好都合な仏様が守護神だからか、「ねずみ年」は
喰うには困らないと言う。ホントにその通り。エンゲル
係数(食費の占める割合)ゼロ。

年越しの銭は無いけれど、毎日のようにご馳走にありついて
おり、クリスマス・ケーキもいただきました。

「宴会で、残ったモノを持って帰るのは卑しい」と言う
人もいますが、「虚無僧」さんには、皆さんが、「これも
あれも、持っていけ」と下さる。「虚無僧」の“役得”
です。もっとも1日一食ですので、少しあれば充分なのです。

おかげで、また3kg太ってしまいました。
多くの方に支えられ、生かされていることに感謝です。


忘年会、望念会

2012-12-27 04:08:28 | 虚無僧日記
今日 12/26 今年最後の仕事。ラジオ体操仲間と
老人会の忘年会が○○ホテルでありました。
なにせ平均年齢80歳。最高齢は96歳が二人。
私が最年少。

「定年で 会社辞めたら 最年少 若いと言われ 宴会部長に」
なんていう川柳がありました。

幹事役、司会をしながら尺八演奏、そしてカラオケ係り、
八面六臂の大舞台。せっかく覚えたクリスマスソングは
もう使えない。今日の催しは、鈴花と姪の「みゅー」に
応援願って「AKB48」の「会いたかった」と
「ヘビーローティション」。もう“へびへびぃ”でした。

昨年好評につき、再度今年も企画された忘年会、
1年ぶりにお会いした方もおられ、「会いたかった~」。
そして 来年は「へび年」で「ヘビィ」。

歳を忘れて、飲んで歌う“忘年会”。そして来年へ
望みをつないで、夢叶うことを念ずる“望念会”でした。

ご機嫌よう、良いお年を~! チャンチャン。


「となかい」と「かもしか」は別種

2012-12-27 04:08:11 | 虚無僧日記
「サンタさん」のソリを曳く「トナカイ」さんは
「オスかメスか?」と云うクイズがありました。
冬に角(つの)が あるのは「メス」なのだそうです。

北国の「トナカイ」にとって、角は雪を掘って
エサを採るためのモノ。メスは、子どものエサを
確保しなくてはいけない冬に角が生え、夏には
抜けてしまう。

オスは春に角が生え、繁殖期に雄姿を誇示し、オス
同士の抗争に使用したあとは、抜け落ちてしまう。
自然の営みとは、時に不思議なものです。


ところで、日本の「カモシカ」は、「トナカイ」と
一緒かと思ったら、違いました。

「カモシカ」は「・・シカ」といいながら、「鹿」
ではなく「ウシ科」なのだそうです。「ウシ科」なので
角は生え変わらない。「トナカイ」は「シカ科」なので
角が生え変わる。というわけで「トナカイ」と
「カモシカ」は別種でしたとサ。


「カモシカ」は もしかしたら「しか」かも、なんて
思ってはいけないかも。しかしややこしい。

クリスマスの夜、ひとりケーキ

2012-12-26 22:09:46 | 私の尺八遍歴
「メニィ(many=たくさん) 苦しみます、三太苦労す」なんて
ジョーク、全然ウけませんか?。「ウーさむぅー」でした、

今年のクリスマス。以前はコンビニの外でもケーキを積み上げて、
バイトのお姉さんが、ミニスカートのサンタ服を着て、威勢よく
売っていたものですが、数年前から、たくさん売れ残るように
なり、今年はとうとう、どのコンビ二も外での販売はやって
いませんでした。

ケーキ屋でも、人気の店は大忙し。反面、名の知られない
お菓子屋では、大量に売れ残っていました。売れる店と
売れない店、明暗分かれるクリスマス。

お菓子屋さんの前を通ったら「虚無僧さん、これどうぞ」と、
ケーキをプレゼントしてくれました。ジョーダンかと思い
ましたが、志をありがたくいただきました。

でもでも、虚無僧がクリスマスケーキの大きな箱を手に
持って歩くのは、どうもサマにならない。それに一人では
食べきれない。公園でホームレスに分けてあげようかと
思ったが、あれれ?。今年はホームレス激減です。
全然みかけません。一人夜の公園で 虚無僧がケーキを
食べる。人に見られたら恥ずかしい。恥ずかしいという
思いも捨て去る修行でした。

「気にしない、気にしない、平気へいき」の一休さ~ん



まじめはみじめ?

2012-12-26 21:35:48 | 私の尺八遍歴
来年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で主役の「山本(新島)八重」を
演じる「綾瀬はるか」さんが、「まじめに生きている会津の人々を
応援するたに全身全霊で 役に取り組みます」と並々ならぬ決意を
述べていました。うれしいじゃ ござんせんか。


「きまじめ」は、「会津」の修飾語のようです。
1986年の日本テレビ『白虎隊』の主題歌となった「堀内孝雄」さんの
『愛しき日々』の歌詞も「かたくなまでの一筋の道、愚か者だと
笑いますか」。二番は「生まじめすぎたまっすぐな愛、不器用者だと
思いますか」とあります。

私の父も叔父(父の兄)も、生まじめな人でした。まじめゆえに
のぼりつめ、最後は不遇でした。「まじめ」の裏には、どうも
「みじめ」が付きまとうようです。

「水戸黄門」「暴れん坊将軍」などの痛快時代劇に共通するのは
「まじめで善良な人が、悪者に利用され、貶められ、いじめられる」
というストーリーです。大方「勧善懲悪」で拍手喝采となるの
ですが、現実には、ハッピーエンドにならないことが多いから、
視聴者の夢であり願望なのではないでしょうか。

正規採用されない若者、引き籠もる人の多くは、お人好しで
ウソをつけない生まじめなタイプの人が多いといいます。

正直者であるほうが“すばらしい”に決まっている。しかし、
現実の世の中は、“バカ正直”では上手く世渡りができない。

ガツガツと他人を押しのけてでも自分を上手く売り込める
人が、出世していったり、いいポジションに就いたりしている。

正直者がバカをみる」とのが世の中ってもんで ございますか。 


肥満児 福島が1位!?

2012-12-26 03:58:34 | 地球人類の問題
子どもの肥満、福島で顕著=原発事故で運動不足か―全国は減少傾向・文科省調査(時事通信) - goo ニュース

文部科学省の『学校保健統計調査』によると、幼稚園の年長から
小4までと中3、高3の7学年で、福島県は「肥満度」で1位を占め、
小5、小6も2位だった。これは「福島第1原発事故の影響で、
屋外活動が制限され、小学生を中心に運動量が減った」ためと
指摘されている。

なんてこった。被災地ではパチンコ屋が増え、パチンコ屋が
儲かっているそうな。「働きたくても仕事が無いのだから、
パチンコ以外にすることがない」では 済まされない。

『八重の桜』が教えてくれるのは、敗戦という絶望の中から
這い上がった「スカーレットオハラ」のような不屈の精神だ。


「おっぱいバレー」 綾瀬はるか

2012-12-25 03:37:30 | テレビ・映画・芸能人
先日 BSで「綾瀬はるか」主演の『おっぱいバレー』が
放映されていました。
私が「綾瀬はるか」を知ったのはこの映画でした。
スケベ心で観たのでしたが、“期待を裏切られた”と
いう気もしない、実にさわやかな印象で、いっぺんで
「綾瀬はるか」のファンになったのでした。

ダメ男ばかりのバレー部の部長になった女性教師が、
ヤル気を起こさせるために「試合に勝ったら、おっぱいを
見せる」という 約束をさせられてしまうという話。

この先生役を誰にするかで、「女性から見てもイヤらしく
なくて、健康的でさわやかなイメージを持っている人」と
して、「綾瀬はるか」がぴったりと、満場一致で
決ったとのことです。

その「綾瀬はるか」さん。昨年から、日本生命
イメージキャラクターにも起用されています。

来年のNHK大河ドラマ『八重の桜』の主役「山本
(新島)八重」に抜擢され、スポンサーの日生も
応援しているようです。NHK出版のPR誌『八重の桜』
を斡旋していて、私もいただきました。

実物の「山本八重」は、ズングリ、ムックリで、米俵を
担ぐほどの力持ち。会津戦争ではスペンサー銃をもって
敵陣に夜襲をかけるという女傑。

その役を、あの“か細い、天然ボケ”の「綾瀬はるか」さん
では、ミスキャストと思われたのですが・・・、

先日NHKで「番宣(番組宣伝)」をやっており観ました。
なかなか堂に入っていて、あの華奢な体で 銃を撃つのが、
また色っぽくて良かったですな。

You-tubeで、過去のプロモーションビデオなどを観ると、
結構 露出していて、意外にもボインでした。それに、
『おっぱいバレー』の前年 2008年『ICHI』という
映画で「女座頭市」を演じていました。殺陣も見事。
何事にも真剣白刃で取り組む。畏れ入りました。

1月6日からの放映楽しみですゥ。
おっと、その前に、1月2日『白虎隊』でした。

「こまどり姉妹」

2012-12-24 17:46:48 | プロとアマ
「困った困った“こまどり姉妹”」とギャグ飛ばしても
ご存知の方も少なくなったか、双子の歌手「こまどり姉妹」。

月刊誌「清流」で、初めて知った その苦労の渡世。

昭和13年生まれというから、私より10歳上。75歳!?。
北海道厚岸(あつけし)で生まれ、樺太に渡った。戦後、
樺太からの引き上げで、喰うや食わずの極貧生活。
母の“門付け(乞食)”について周り、歌を歌って
わずかの銭を得た。しかしそれでも家賃を払えず、
夜逃げして東京に出、見よう見まねで三味線を覚え、
浅草を流した。何十軒廻って、ようやく一軒の店で
入れてもらい、声がつぶれるまで歌った。

「歌が好きで歌手になったのではない」と言う。
生きるため、金を得るため、歌うしかなかった。

スターの座に上り詰めても、芸能界は厳しい。妹が
熱狂ファンに襲われ重傷を負い。さらに 交通事故、
事務所の脱税、妹のガン闘病と次々に 不幸が降りかかる。
スターの座から転げ落ち、借金まるけの生活。

「今だって、お金があればステージなんかに立ちません。
この歳になってもお金に苦労する運命なのですねぇ」と
本音で笑いをとる。客の心を掴むのは、長年のキャリアだ。

今や75歳。顔の皺を厚化粧して、温泉旅館や老人施設、
健康センターなどで“流している”そうな。

今年 10月10日、ゆうぽうとで開催された「秋の歌謡
フェスティバル」に出演。二人の苦労人生を知っている
世代が、なつかしがり、応援し、喜んでくれる。

壮絶・・・・。 私は10年後、まだ頑張れるだろうか。