吉川英治原作の『宮本武蔵』をベースにした漫画『バガボンド』と
いう劇画があるとは知りませんでした。吉川英治版は読んでいなくとも
『バガボンド』を読んで、宮本武蔵」を知った若者が多いようです。
『バガボンド』とは、「放浪者、漂白者」という意味の英語
「vagabond」とのこと。わたしゃ「“バカボン”のパパ」と
「007のジェームスボンド」の掛け合わせかと思ってました、はい。
作画は「井上雄彦」。出版は講談社
1998年から 36巻もの長編だそうです。
こちらのツイッターを見ますと、漫画で描かれた「武蔵」や「小次郎」
「吉岡」らの登場人物と、今回の「キムタク武蔵」はそっくりですな。
ところで、「昨日の『キムタク武蔵』の話は、みなホントーなの?」と
聞かれましたが、ほとんど嘘です。こんなことを言ってはシラケますが、
吉川英治の『宮本武蔵』自体“大衆娯楽読み物”ですから。
武蔵が「沢庵」や「法蔵院」「柳生石舟斎」と会った可能性は
極めて低いですし、「吉岡一門」や「佐々木小次郎」との試合の様子も
史実は、だいぶ違うようです。もちろん「又八」も「お通」さんも
「お杉ばば」さまも吉川英治の創作でした。
「佐々木小次郎」の名は、武蔵の養子・伊織の記した『小倉碑文』や
『沼田家記』などには、全く記されておらず、決闘から100年以上の
後に著された『武公伝』に「小次郎」とだけ記され、それからさらに
数十年後の1776年に書かれた『二天記』に、突然「佐々木小次郎」と
フルネームで登場します。
『二天記』は、武蔵の死後、130年も経っての書ですので「内容の
信憑性は低いとみるのが専門家の見解です」だって、残念でした。
いう劇画があるとは知りませんでした。吉川英治版は読んでいなくとも
『バガボンド』を読んで、宮本武蔵」を知った若者が多いようです。
『バガボンド』とは、「放浪者、漂白者」という意味の英語
「vagabond」とのこと。わたしゃ「“バカボン”のパパ」と
「007のジェームスボンド」の掛け合わせかと思ってました、はい。
作画は「井上雄彦」。出版は講談社
1998年から 36巻もの長編だそうです。
こちらのツイッターを見ますと、漫画で描かれた「武蔵」や「小次郎」
「吉岡」らの登場人物と、今回の「キムタク武蔵」はそっくりですな。
ところで、「昨日の『キムタク武蔵』の話は、みなホントーなの?」と
聞かれましたが、ほとんど嘘です。こんなことを言ってはシラケますが、
吉川英治の『宮本武蔵』自体“大衆娯楽読み物”ですから。
武蔵が「沢庵」や「法蔵院」「柳生石舟斎」と会った可能性は
極めて低いですし、「吉岡一門」や「佐々木小次郎」との試合の様子も
史実は、だいぶ違うようです。もちろん「又八」も「お通」さんも
「お杉ばば」さまも吉川英治の創作でした。
「佐々木小次郎」の名は、武蔵の養子・伊織の記した『小倉碑文』や
『沼田家記』などには、全く記されておらず、決闘から100年以上の
後に著された『武公伝』に「小次郎」とだけ記され、それからさらに
数十年後の1776年に書かれた『二天記』に、突然「佐々木小次郎」と
フルネームで登場します。
『二天記』は、武蔵の死後、130年も経っての書ですので「内容の
信憑性は低いとみるのが専門家の見解です」だって、残念でした。