ケイの読書日記

個人が書く書評

「働こうとしない人たち」を読んで

2005-07-13 10:48:24 | Weblog
大好きな本・読んだ本

 この本を読んだ後、このテーマサロンへ載せようかどうか、本当に迷いました。だってタイトルがものすごく攻撃的。タイトルだけ見て、気を悪くする人もいるんじゃないかと。
 でも内容はおだやか。拍子抜けするぐらい。

 矢幡洋というカウンセラーが書いている本。「拒絶性と自己愛性」というサブタイトルがついている。色いろな事例が載っているが、こういった本を読んでいつも感じること、大金払って、カウンセリングを受けなきゃならないほどの症例だろうか。カウンセリングって保険がきくの?
 拒絶性パーソナリティを持った人、自己愛性パーソナリティを持った人、世の中にどっさりいる。これらの人が皆カウンセリングを受けだしたら、全人口の10%がカウンセラーになっても、おっつかないんじゃないか。

 こういう本を読んで、「私もカウンセラーをめざそう」という人がいたら、ごめんなさい。私、カウンセラーって無力だなあ、とつくづく感じました。

 香山リカという有名なタレント精神科医がいらしゃいます。この人はものすごい勢いで執筆していらっしゃいますが、よくこんなにいっぱい書けるな、と感心します。芸能、ゲーム、ファション、アニメ、マンガ、小説、あらゆる物にアンテナをはり執筆し講演し、大学の先生でもあり、学生たちの指導にもあたっている。まるで香山リカさんだけ、時間が30時間あるようです。
コメント
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