最近、読みやすい本ばかり読んでいるので、ここらで純文学を、と思って有名な「老人と海」を読んでみる。
最初の方の、老サンチャゴと少年の会話は、おじいさんと孫息子のようで心がなごむ。少年は何才だろう? 12才ぐらい? 老サンチャゴにすごくなついている。
2人の会話の中に、大リーグの話がよく出てくる。ヤンキースだの大ディマジオだの。
この小説は1952年に発表されたようだが、この時代のキューバが舞台だろうか? でも、その時キューバはもうカストロ政権で、アメリカと敵対しているんじゃないだろうか?
地元のベースボールの話は出てこず、海の向こうのアメリカ大リーグの話で盛り上がるとは、ちょっとヘンな気がする。
まったく不漁になってしまって、手助けしてくれる少年もいなくなった老サンチャゴは、かなり遠出して、いままで見た事も無いような大物のカジキマグロを捕まえることに成功する。
しかし、戻ってくる途中、サメに何度もおそわれ食い尽くされ頭と骨としっぽだけを港に持ち帰る。
ざっとこんな話だが、結構おもしろい。映画化された事もあると言う短篇だが、サメと老サンチャゴが闘うところなど本当に見ごたえがあるだろう。
私のように釣りをまったくやらない人間が読んでも面白いと感じるのだから、釣り好きが読めば、たまらなく興奮するだろう。
"この魚が一匹あれば、一人の人間が一冬食っていける"という大物を私も見てみたいです。
それに、食料を船に積み込んでいけなかったサンチャゴが、海でトビウオやら小エビやらシイラを獲って食べている所は、なかなか美味しそう。
サンチャゴはレモンや塩を持ってこなかったことを後悔しているが、レモンはともかく塩はすぐそこにある海水をかければ用は足りると思うけど。
とにかくサンチャゴは巨大なカジキマグロとの闘いには勝ったが、帰りにその獲物はみるみるサメに食いちぎられ、結局は一文にもならなかった。
それに、この漁で網やナイフやオールを失くしてしまい、大きな損害を受けた。
ああ、老サンチャゴはこれからどうやって暮らしていくんだろうか? 心配です。漁師仲間は結束が固く、色々助けてくれると思うけど。
最初の方の、老サンチャゴと少年の会話は、おじいさんと孫息子のようで心がなごむ。少年は何才だろう? 12才ぐらい? 老サンチャゴにすごくなついている。
2人の会話の中に、大リーグの話がよく出てくる。ヤンキースだの大ディマジオだの。
この小説は1952年に発表されたようだが、この時代のキューバが舞台だろうか? でも、その時キューバはもうカストロ政権で、アメリカと敵対しているんじゃないだろうか?
地元のベースボールの話は出てこず、海の向こうのアメリカ大リーグの話で盛り上がるとは、ちょっとヘンな気がする。
まったく不漁になってしまって、手助けしてくれる少年もいなくなった老サンチャゴは、かなり遠出して、いままで見た事も無いような大物のカジキマグロを捕まえることに成功する。
しかし、戻ってくる途中、サメに何度もおそわれ食い尽くされ頭と骨としっぽだけを港に持ち帰る。
ざっとこんな話だが、結構おもしろい。映画化された事もあると言う短篇だが、サメと老サンチャゴが闘うところなど本当に見ごたえがあるだろう。
私のように釣りをまったくやらない人間が読んでも面白いと感じるのだから、釣り好きが読めば、たまらなく興奮するだろう。
"この魚が一匹あれば、一人の人間が一冬食っていける"という大物を私も見てみたいです。
それに、食料を船に積み込んでいけなかったサンチャゴが、海でトビウオやら小エビやらシイラを獲って食べている所は、なかなか美味しそう。
サンチャゴはレモンや塩を持ってこなかったことを後悔しているが、レモンはともかく塩はすぐそこにある海水をかければ用は足りると思うけど。
とにかくサンチャゴは巨大なカジキマグロとの闘いには勝ったが、帰りにその獲物はみるみるサメに食いちぎられ、結局は一文にもならなかった。
それに、この漁で網やナイフやオールを失くしてしまい、大きな損害を受けた。
ああ、老サンチャゴはこれからどうやって暮らしていくんだろうか? 心配です。漁師仲間は結束が固く、色々助けてくれると思うけど。