ちょっと古いルポ(2004年出版)でしたが、作家の生活(ここではノンフィクションライターに限定している)の生活に興味があり、読んでみました。
「ライフワークとしてのノンフィクション」という副題が付いています。
群ようこさんとか岸本葉子さんとか、日常の事を題材にエッセイを書く人はさほど取材費が掛からないせいか、いい生活をしていると思われるが、この本の中に出てくるノンフィクション作家たちは…確かに大変そうです。
大泉実成氏は2003年は\3,112,263の売り上げだったそうです。これは売り上げであって収入ではない。確定申告をしたら赤字だったとか。
本当に、どうやって生きているのか不思議です。
彼の場合、ノンフィクション作家になって16年。黒字の確定申告だったのは2回だけだったとか。もちろん奥様と10歳のお子さんとの3人暮らし。奥様が公務員か何か安定した職業をお持ちでしょう。そうじゃなければ、やっていける訳が無い。
佐野眞一と編者の石井との対談の中で「フリーの物書きとしては稼ぎ頭の永江朗は原稿料で家を買ったし、日垣隆は2人のお子さんを大学に通わせている」という箇所があるが、それが特筆するほどの出来事っていうのは、やはりノンフィクションライターは所得が低い、ということでしょう。
この中に取り上げられている人はゴーストライターではなく自分の署名入り記事を書けるライター12人ですが、安定しない生活のため結婚しない子どもは要らない、という事をハッキリ言っている人が何人もいる。
また、子どもの数も1人というのが多いみたいだ。何といっても子どもはお金が掛かるし責任もある。
まあ、ノンフィクションライターという不安定な職業に就くつもりなら、自分だけでやっていくか、配偶者にはきわめてしっかりした人を見つけるべき、という事ですね。
「ライフワークとしてのノンフィクション」という副題が付いています。
群ようこさんとか岸本葉子さんとか、日常の事を題材にエッセイを書く人はさほど取材費が掛からないせいか、いい生活をしていると思われるが、この本の中に出てくるノンフィクション作家たちは…確かに大変そうです。
大泉実成氏は2003年は\3,112,263の売り上げだったそうです。これは売り上げであって収入ではない。確定申告をしたら赤字だったとか。
本当に、どうやって生きているのか不思議です。
彼の場合、ノンフィクション作家になって16年。黒字の確定申告だったのは2回だけだったとか。もちろん奥様と10歳のお子さんとの3人暮らし。奥様が公務員か何か安定した職業をお持ちでしょう。そうじゃなければ、やっていける訳が無い。
佐野眞一と編者の石井との対談の中で「フリーの物書きとしては稼ぎ頭の永江朗は原稿料で家を買ったし、日垣隆は2人のお子さんを大学に通わせている」という箇所があるが、それが特筆するほどの出来事っていうのは、やはりノンフィクションライターは所得が低い、ということでしょう。
この中に取り上げられている人はゴーストライターではなく自分の署名入り記事を書けるライター12人ですが、安定しない生活のため結婚しない子どもは要らない、という事をハッキリ言っている人が何人もいる。
また、子どもの数も1人というのが多いみたいだ。何といっても子どもはお金が掛かるし責任もある。
まあ、ノンフィクションライターという不安定な職業に就くつもりなら、自分だけでやっていくか、配偶者にはきわめてしっかりした人を見つけるべき、という事ですね。